Omri
オムリ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 16:12 UTC 版)
オムリは、北イスラエル王国[1]第6代の王で、オムリ王朝の創始者である。旧約聖書以外の文献に登場する最初のヘブライ人の王でもある。オムリはヘブライ語で「主の礼拝者」という意味である。
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- ^ なお、以下の記述で「北イスラエル」と表記してある部位は、原文ではすべて「イスラエル」表記である。
- ^ 『列王記』上16:8-10
- ^ この宣言はあくまで支持者たちのもので、列王記の筆者はこの時点ではオムリを王とみなしていない。
- ^ 『列王記』上16:15-18
- ^ 『列王記』上16:21-23、28
- ^ この「悪」は「ヤハウェに対して忠実ではない(=異教の神への信仰も行ったり、ヤハウェに対してでも偶像崇拝的な行為など)」の意味で列王記に何度か登場する表現である。
- ^ 原文はアハブに対し「貴方の父」という記述でオムリの名前は出てこない。このため「父」はオムリではなく「以前のイスラエル王」の意味で、バシャがアラムの王ベン・ハダトに敗れたことを指しているという説をドナルド・ワイズマン教授は上げている(ドナルド・J・ワイズマン『ティンデル聖書注解 列王記』吉本牧人訳、いのちのことば社、2009年、P210)。
- ^ 先王の息子など出自が分かっている王は省かれている者もいるが、新王朝を築いた王は彼以外「キシュにはサウルという名の子があった」「ダビデは(中略)エッサイという名の人の子」「ネバトの子ヤロブアム」などと父の名前が明記されている。
- ^ ドナルド・J・ワイズマン『ティンデル聖書注解 列王記』吉本牧人訳、いのちのことば社、2009年、P187
- ^ テル・ダン石碑や黒色オベリスクなど。「○○の家」とはこの時代のこの地域で用いられていた慣用句で、○○が人名であれば国家や王朝(通常は開祖の王の名前が○○となる)を意味し、神名であれば神殿を表す慣用句となる。
- 1 オムリとは
- 2 オムリの概要
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