O16 (潜水艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > O16 (潜水艦)の意味・解説 

O16 (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 11:41 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
艦歴
起工 1933年12月28日
進水 1936年1月27日
就役 1936年10月2日
戦没 1941年12月15日
除籍
前級 O12級英語版
次級 O19級
性能諸元
排水量 984 t(基準)、1,194 t(水中)
全長 76.5 m
全幅 6.6 m
吃水 4.0 m
機関 ディーゼルエンジン1,600 hp 2基
モーター460hp 2基、2軸推進
速力 18 kt(水上)、9 kt(水中)
航続距離
乗員 42 名
兵装 533 mm魚雷発射管 8門
88 mm砲 1門
40mm機関砲 2門

O16 (Hr. Ms. O 16) はオランダ海軍潜水艦

艦歴

1939年にオランダ領東インドに配備され、オランダからスエズ運河を経由してオランダ領東インドまで移動。

1941年12月初め、シンガポールへ移動。12月6日、シンガポールから南シナ海へ出撃。12月12日夜、パタニ沖で日本船団を攻撃し「東山丸」、「金華山丸」、「阿蘇山丸」を大破させた[1]

12月13日、「O16」はシンガポールへの帰途についた。12月15日、チオマン島付近で触雷し沈没[1]。41名が死亡し、生存者は一人だけであった。「O16」が触雷して瞬時に沈没した際、艦長のA・J・ブッセマーカー少佐など6名以外は艦と共に沈み、ブッセマーカーもすぐに死亡[2]。さらに、泳いで陸地へ向かう途中で3名が行方知れずとなり1名が死亡[3]。操舵員のコルネリス・ウルフのみが陸地にたどり着いて助かった[3]。O16が触雷した場所は12月7日に日本の特設敷設艦辰宮丸が機雷を敷設した海域であった[4]

脚注

  1. ^ a b 『潜水艦攻撃』20ページ
  2. ^ 『スラバヤ沖海戦』114-115ページ
  3. ^ a b 『スラバヤ沖海戦』115ページ
  4. ^ 『潜水艦攻撃』21ページ

参考文献


O-16 (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/24 02:21 UTC 版)

艦歴
発注 1916年3月3日
起工 1916年10月7日
進水 1918年2月9日
就役 1918年8月1日
退役 1924年6月21日
その後 スクラップとして廃棄
除籍 1930年5月9日
性能諸元
排水量 水上491トン、水中566トン
全長 175 ft
全幅 16 ft 7 in
吃水 13 ft 11 in
機関
最大速 水上14ノット (26 km/h)
水中11ノット
乗員 士官2名、兵員27名
兵装 3インチ砲1門
18インチ魚雷発射管4門

O-16 (USS O-16, SS-77) は、アメリカ海軍潜水艦O級潜水艦の1隻。

艦歴

O-16は1916年10月7日にカリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア・シップビルディング社で起工した。1918年2月9日にI・H・メイフィールドによって命名、進水し、1918年8月1日に艦長W・M・クイグリー大尉の指揮下就役した。

第一次世界大戦の末期に就役した O-16 は、戦闘に参加することはなかった。戦後はニュージャージー州ケープ・メイに移動し、1919年9月20日に乾ドック入りする。10月に O-16 はフィラデルフィアへ向けて出航、12月29日、上部構造で火災が発生したが大きな損傷を受ける前に鎮火した。

1922年、O-16 は潜水および操艦試験のためパナマ運河地帯ココ・ソロに配備された。O-16 は O-12 (SS-73)、O-14 (SS-75)、O-15 (SS-76) および潜水母艦ブッシュネル (USS Bushnell, AS-2) と共に巡航、1月26日にキューバグアンタナモ湾に到着し、その後もヴァージン諸島海域での巡航を続けた。4月にココ・ソロに帰還、同地で電気技師と機関技師が調整のために乗艦した。

1923年11月、O-16 はフィラデルフィアに向けて出航し、同地で1924年6月21日に退役した。就役からちょうど5年半であり、フィラデルフィア海軍造船所の司令官に指揮権が返還された。1930年5月9日に除籍され、艦はロンドン海軍軍縮条約に従って1930年7月30日に廃棄された。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「O16 (潜水艦)」の関連用語

O16 (潜水艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



O16 (潜水艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのO16 (潜水艦) (改訂履歴)、O-16 (潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS