Milktubとは? わかりやすく解説

milktub

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/23 15:30 UTC 版)

milktub
出身地 日本の旗 日本 千葉県松戸市
ジャンル
活動期間 1991年 -
レーベル Lantis
公式サイト milktub/official website.
メンバー

milktub(ミルクタブ)は、日本の音楽ユニット。千葉県松戸市出身の幼馴染であるbamboo(ボーカル・作詞・作曲)と一番星☆光(ギター・作曲・編曲)の2人を中心に、1991年に結成された。「速くておバカでかっちょいい」をスローガンに掲げ、自らをドーピングロックンロール[注 1]と称するテンポの速いパンク・ロック調の楽曲を特徴とする。

1999年頃より美少女ゲーム・アニメ作品への楽曲提供を中心に活動し、『グリーングリーン』シリーズやbambooが手がける美少女ゲームブランドOVERDRIVEの『キラ☆キラ』などの作品で音楽を担当したほか、アニメ『バカとテストと召喚獣』や『有頂天家族』シリーズの主題歌などを手がけている。

メンバー

主なサポートメンバー

ギター 宮崎京一
鈴木マサキ
若林大道
AYUMU
松本コーキ
涼木 シンジ
早野光
トーチャ・ザッパーニ2世(みちこ)
ベース 染川裕紀
田辺トシノ
大西隆浩
大内ライダー
Ryosuke
ドラム 斎藤たかし
八木一美
内田稔
キーボード ms-jacky
清水永之

来歴

結成〜下積み期(1991年〜)

  • bambooが16歳の頃、バンドブームの影響を受けて音楽活動を開始。1991年、18歳の頃にmilktubを名乗り始めた。千葉県松戸市を拠点に、小学校からの幼馴染である一番星☆光や友人達と共にバンド活動をスタートさせる。結成当初は電気グルーヴの影響を受けたテクノユニットで、シンセ3台とダンサー2〜3人を擁する編成だった。 [3]
  • bambooは元・黒夢サポートドラマーの松山一志に師事。『BAMBOO RECORD』というインディーズレーベルを設立し、22〜23歳の頃には師匠のバンドをプロデュース。自主制作したCD4000枚を池袋のサンシャイン広場などで手売りし、1年かけて完売させた。[4] [5]

ゲーム音楽業界への参入(1999年〜) 1999年

  • 1999年頃、『ボディハッカー』というアダルトゲームの主題歌を制作したのをきっかけにゲーム音楽業界での活動を開始する。[6]
  • この頃には活動体制はbambooと一番星☆光の2人体勢に固まり、当初はbambooがドラム、ギターと作曲は一番星☆光が担当していた。

2002年

  • 2002年4月13日:『GROOVER暴れ祭り』に出演。[7]
  • 2002年10月13日:『GROOVER暴れ祭り 2nd』に出演。

2005年

  • 2005年8月27日:『GROOVER暴れ祭 3rd〜鐘ノ音LASTGIGS〜』に出演。

2007年

  • 1月27日:『milktub 15th Anniversary Live 2007』を開催。
  • 3月21日:『OVERDRIVE NIGHT 2007「サンセット・サンライズ」』を開催。


メジャーデビュー(2008年〜)

2008年

  • 3月26日:『活動15周年記念ベストアルバムmilktub 15th ANNIVERSARY BEST ALBUM BPM200 ROCK'N'ROLL SHOW』をランティスから発売しメジャーデビューを果たす。
  • 4月11日〜5月3日:東名阪ライブツアー『OVERDRIVE NIGHT TOUR 2008』を開催。
  • 12月24日:1stアルバムの『SMILE ENERGY』を発売。
  • 12月27日〜2009年1月18日:『OVERDRIVE NIGHT TOUR 2008-2009』では、milktubが憧れる先輩バンド・ニューロティカのATSUSHIがゲスト出演し初の共演を果たす。

2009年

  • 4月11日:『SHINJUKU LOFT 10TH ANNIVERSARY 俺達いつでもロックバカ VOL.163』に出演。
  • 9月26日:『10th Anniversary Live ランティス祭り』の1日目に出演、巨大なスイカの中から登場し観客の度肝を抜いた。
  • 12月23日:2ndアルバム『MAKE ME HAPPY』を発売。

2010年

  • 1月24日:『milktub 2010 1st Live「MAKE ME HAPPY」』を開催。
  • 2月10日:1stメジャーシングルの『バカ・ゴー・ホーム』を発売、アニメ『バカとテストと召喚獣』のEDとして起用される。
  • 5月9日:『Rock'n'RollERG Vol.1「milktub VS Little Non」』を開催。
  • 8月29日:『Animelo Summer Live 2010 -evolution- 』の2日目に出演、『バカ・ゴー・ホーム』と『Happy Go!!』を歌唱し、サイキックラバーと共に『Get Wild』をカバーする。
  • 10月23日:『漢だったらDAKI-MAKU-LIVE』を開催。後に抱き枕奇祭と名を変えるライブの初回となる。

2011年

2012年

  • 4月1日:『OVERDRIVE 6th Anniversary Party「696CRAZY」』を開催。
  • 8月11日:『影山ヒロノブ・遠藤正明・きただにひろしの「ゆかいな仲間たち2012」』におぼっちゃまくんと亀のコスプレで出演。[8]
  • 12月:『Fuckin' X'mas TOUR 2012』に参加。ニューロティカ、THE GELUGUGU、Reyと共に東京・大阪を回る。

2013年

  • 6月〜7月:『KICKING NOISE TOUR2013』を開催。山本美禰子、AYUMU、ニューロティカと大阪・名古屋・新宿・仙台を回る(大阪のみTHE GELUGUGUも参加)。
  • 7月31日:4thメジャーシングルの『有頂天人生』を発売。アニメ『有頂天家族』のオープニングテーマとして起用される。
  • 9月14日:『AOMORI ROCK FESTIVAL '13 ~夏の魔物~』に出演。

2014年

  • 1月24日:4thアルバムの『春夏冬ROCK'N'ROLL』を発売。
  • 3月2日:『抱き枕奇祭2014』を開催。
  • 3月8日〜21日:『AiRI&milktub Coupling Tour 2014「龍虎激突」』を東京・大阪で開催。
  • 7月27日:『15th Anniversary Live ランティス祭り 2014 ~つなぐぜ!アニソンの“わ”!~』の関西公演2日目に出演、bambooと一番星☆光が通天閣のコスプレをして登場した。[9]
  • 8月1日〜3日:ドイツで開催された『AnimagiC2014』に出演、初の海外公演を果たす。
  • 9月14日:『15th Anniversary Live ランティス祭り 2014 ~つなぐぜ!アニソンの“わ”!~』の関東公演2日目に出演、bambooが法被姿で、一番星☆光が自由の女神の姿で神輿に乗って登場した。[10][11]

2015年

  • 『~Anisong World Tour~ Lantis Festival 2015』のラスベガス公演と香港公演に出演。

2016年

  • 4月3日〜11月19日:『M25 unPlugged 〜43歳の手習い行脚』ツアーを開催。 札幌、仙台、新潟、大阪、金沢を回る。

2017年

  • 4月26日:5thメジャーシングルの『成るがまま騒ぐまま』を発売。アニメ『有頂天家族2』のオープニングテーマとして起用される。
  • 6月28日:5thアルバムの『M25』を発売。

2018年

  • 7月29日:『milktub Acoustic Live 2018 in Sapporo』を開催。

2019年

  • 3月24日:『milktub Acoustic Night 2019』を開催。
  • 6月22日:『ランティス祭り2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG』Day2に出演。

2021年

  • 7月23日:『milktub結成多分30周年記念公演「M30」』を開催。

2022年

  • 7月24日:『milktub 結成多分31周年記念&bamboo49歳誕生日ワンマン「M31〜R18Rock'n'Roll Show」』を開催。
  • 8月31日:2ndベストアルバムの『M30~名曲アルバム~』を発売。


2023年

  • 5月:『milktub 32nd Anniversary R&R Tour』を開催。東京公演はbambooの新型コロナ罹患により中止となるが、2024年1月14日にRevenge公演が行われる。
  • 7月23日:『milktub結成32周年&bamboo生誕50周年記念公演「抱き枕奇祭2023」』を開催。
  • 9月9日〜16日:『花鳥風月 vs milktub 〜We are MUSICUS!〜』を新宿LOFTと松本ALEXで開催。

2024年

  • 7月13日〜9月29日:『milktub結成多分33周年「面白くない世の中面白くするツアー2024」』を開催。豊橋、大阪、神戸、岡山、広島、博多、東京、仙台、札幌の全国9箇所をまわる。
  • 10月26日〜11月9日:『milktub&THE GELUGUGU 2man Live Tour 「Rock'n'Roll until I Die!」』を開催。THE GELUGUGUと福岡、大阪、愛知、東京を回る。

2025年

  • 7月12日〜26日:『milktub 抱き枕奇祭2025』を大阪、豊橋、東京で開催。
  • 9月15日〜10月19日:『milktub ワンマンツアー2025「植毛戦記」』を開催。札幌、福岡、大阪、豊橋、東京の5箇所を回る。

音楽性と影響

バンドブームの影響を受けて音楽活動を開始し、当初はTHE BLUE HEARTSやC-C-BやZIGGYを好んで聴いていた。 bambooが最も強い影響を受けたバンドとして本人が挙げているのがニューロティカである。全寮制高校在学中に雑誌でニューロティカを知り、地元でライブ映像を見て強く惹かれて以来、16歳から日常的に聴き続けているという。20代終わり頃に新宿ANTINOCKで初めてライブを鑑賞した際には涙を流したと語っている。 この影響は音楽性そのものにも表れており、ニューロティカのメンバーからは「音的にもここまでストレートに影響を受けてくれているバンドは珍しい」と評されている。代表曲の一つ「鐘ノ音ヘブン」は、ニューロティカの「東京ハレンチ天国」を聴き込む中で生まれた楽曲であることが、bambooと一番星☆光双方の発言から語られている [12]。

バンドに関する考え方は師事していた松山一志(元・黒夢サポートドラマー)の影響を受けている。 師匠の松山からは「プロになって売れる時は一気に売れるけど、売れなくなった後の人生のほうが長いから手に職をつけときな」と忠告されたことを切っ掛けに、バンダイの下請けのデザイン会社に入社、そこで3年ほどプランナーとしての修行を積む。そうする内に、自らライブで聴かせて回るよりも、ゲームの主題歌として大勢の人に聞いてもらう方が影響力が大きいことに気づき、会社を辞めるときに音楽をテーマにした美少女ゲームのディレクターを探している話に乗って、『カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜』のディレクターを担当。これがアダルトゲーム制作の初めとなった[6]。

リーダーのbambooが美少女ゲームブランドOVERDRIVEの代表を務めていることもあり、アニメ、ゲーム、抱き枕などアキバ系の文化と深く関わる活動が多い[注 2]。

抱き枕奇祭

抱き枕奇祭(だきまくらきさい)とは、milktub主催で行われる、参加者が一心不乱に抱き枕を振り回す日本の祭り[注 3]。ライブ会場でケミカルライトを振り回すのが危険であるという問題[注 4]への解答として、「大きくて柔らかい抱き枕なら危なくない」との結論が出され[注 5]、初回は2010年10月に漢だったらDAKI-MAKU-LIVEという音楽のライブとして開催された[13]。しかし、「抱き枕が音を吸収して音が聞こえない」「ライブというよりもただのお祭り騒ぎ」といった意見が続出し、翌2011年の抱き枕奇祭2からは、正式に奇祭として開催することとなった[14]。

この祭りでは、抱き枕は「嫁」と呼ばれ、嫁を叩いて音を出したり、集団で波のように上下させる行為が行われる。

ディスコグラフィ

インディーズ

  • Rock'n'Roll Travel
  • Happy Go!!
  • Self Re-mix
  • Sister of fear
  • Sisters of fear Self Bootleg
  • Ever Green
  • Ever Green+3
  • ロックンロールエロゲ
  • M30

メジャー

シングル

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2010年2月10日 バカ・ゴー・ホーム LACM-4687 26位
2nd 2011年3月9日 月曜はキライ LACM-4785 80位
3rd 2011年10月5日 Hi-Ho!! LACM-4862 95位
4th 2013年7月31日 有頂天人生 LACM-14115 70位
5th 2017年4月26日 成るがまま騒ぐまま LACM-14592 105位

アルバム

発売日 タイトル 規格品番 最高位
限定盤 通常盤
1st 2008年12月24日 SMILE ENERGY LACA-35824 LACA-5824
2nd 2009年12月23日 MAKE ME HAPPY - LACA-5991
3rd 2011年8月24日 20step voltex LACA-35145 LACA-15145 148位
4th 2014年1月22日 春夏冬ROCK'N'ROLL LACA-15371 118位
5th 2017年6月28日 M25 LACA-15651 133位

ベストアルバム

発売日 タイトル 規格品番 最高位
限定盤 通常盤
1st 2008年3月26日 milktub 15th ANNIVERSARY BEST ALBUM BPM200 ROCK'N'ROLL SHOW - LACA-9108/LACA-9109 46位
2nd 2022年8月31日 M30~名曲アルバム~ LACA-35005 LACA-25005 48位

タイアップ

楽曲 タイアップ 時期
Cold August PCゲーム『Gonna Be??』挿入歌 2002年
鐘の音ヘブン(milktub with 鐘の音ボーイズR) PS2ゲーム『グリーングリーン』男エンディングテーマ 2003年
HAPPY GO!! PCゲーム『エーデルワイス』男エンディングテーマ 2006年
Ring Dong!(YURIA&milktub 鐘ノ音ファイナル合唱団) PCゲーム『鐘ノ音ダイナティック』エンディングテーマ
アンパン男道 PCゲーム『エーデルワイス』パンチューイメージテーマ 2007年
バカ・ゴー・ホーム テレビアニメ『バカとテストと召喚獣』エンディングテーマ 2010年
月曜はキライ OVA『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』エンディングテーマ 2011年
バカと個室と孤独飯 テレビアニメ『バカとテストと召喚獣にっ!』7話エンディングテーマ
Hi-Ho!! テレビアニメ『バカとテストと召喚獣にっ!』11話エンディングテーマ
NO,THANK YOU!!! PCゲーム『NO,THANK YOU!!!』オープニングテーマ 2013年
有頂天人生 テレビアニメ『有頂天家族』オープニングテーマ
久遠の冀求 PCゲーム『聖鍵遣いの命題《プロポジション》』オープニングテーマ 2016年
成るがまま騒ぐまま テレビアニメ『有頂天家族2』オープニングテーマ 2017年

提供作

ゲーム

アニメ

  • バカとテストと召喚獣
    第1期エンディングテーマ「バカ・ゴー・ホーム」(第1問-第6問、第10問、第13問)、OVAエンディングテーマ「月曜はキライ」、第2期エンディングテーマ「バカと個室と孤独飯」(第7問)、第2期エンディングテーマ「Hi-Ho!!」(第11問)
  • 30歳の保健体育
    エンディングテーマ「learn together」作詞のみ
  • 有頂天家族
    第1期オープニングテーマ「有頂天人生」、第13話はエンディングテーマ、第2期オープニングテーマ「成るがまま騒ぐまま」、第12話はエンディングテーマ

歌手・声優

脚注

注釈

  1. ↑ bamboo「以前、僕らの音楽を「ドーピング・ロックンロール」だと誰かが言っていました。「milktubの曲は、聴くと元気になる」と。だったら、一枚聴いたら笑えて、泣けて、元気が出るようなアルバムにしたいなと思って作りました。あと、20何年かやってきて、もうカッコつけるのは来世でいいかな、と。バカを一生懸命、元気にやればいいかなと思っていますので」[1]
  2. ↑ 例えば数度に亘って開催している抱き枕奇祭など。
  3. ↑ 俗語化した意味での催し物の一種としての祭り。
  4. ↑ 「前にニコ生でライヴ中のサイリウムが問題になったことがあったんですよ。サイリウムって硬くて液体入ってるし狭いライブハウスで振ったりするとすっぽぬけて危ないじゃないですか。」
  5. ↑ オタク業界のライブで起こる問題について考えた時、サイリウムは固くて飛んで行ったりして危ない、じゃあ何ならいいんだ、大きくて柔らかいものなら危なくない!ということで「(ファンが)抱き枕を振り回せばいいじゃないか」という結論が導き出されました[1]。

出典

参考文献

  • 『アニソンマガジン vol.6』 洋泉社 2008年9月10日 pp.62-64
  • 『アニソンマガジン 00年代「萌える音楽」総決算!』 洋泉社 2009年6月9日 pp.32-36

関連項目

外部リンク





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