M24 対戦車地雷装置(M24 antitank mines)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:33 UTC 版)
「バズーカ」の記事における「M24 対戦車地雷装置(M24 antitank mines)」の解説
“地雷”の名称だが、89mm(3.5inch)バズーカの対戦車ロケット弾を利用した対戦車トラップの一種で、M28ロケット弾、M134発射筒、M61発火装置、及びM2トラップワイヤーと射角調整装置で構成される。 トラップワイヤーを仕掛け、発射筒の射角を調整した後にロケット弾を装填、発火装置にロケット弾からの撃発ケーブルとトラップワイヤーを接続することによって設置される。目標となる車輌がトラップワイヤーを踏むか切断することにより、事前に調整された方向(発射筒の向けられている方向)にロケット弾が発射されて目標に向かって飛翔する。射程は約30mで、手動によって作動させることも可能である。 1961年から開発され、1968年11月に制式化された。約50,000セットが生産され、少数がベトナム戦争において特殊部隊によって使用された。1990年代には予備兵器とされ、以後は耐用年限が過ぎたものから順次処分されているが、2000年代でも少数がまだ保管されている他、アメリカの同盟国に供給されたものは装備が継続されている模様である。 M24の構成部品 M24の使用方法の図解
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