LCDサウンドシステム (アルバム)とは? わかりやすく解説

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LCDサウンドシステム (アルバム)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 14:15 UTC 版)

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LCD Soundsystem
LCDサウンドシステムスタジオ・アルバム
リリース
録音 2001年-2004年
ジャンル ダンス・パンク
時間
レーベル DFAレコーズ
プロデュース The DFA
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 20位 イギリス
  • LCDサウンドシステム アルバム 年表
    LCDサウンドシステム
    (2005年)
    サウンド・オブ・シルバー
    (2007年)
    テンプレートを表示

    LCDサウンドシステム』(LCD Soundsystem)は、アメリカダンス・パンクバンドLCDサウンドシステム2005年に発表したデビュースタジオ・アルバムDFAレコーズからリリースされた2枚組のアルバムで1枚目には新曲が、2枚目にはそれまでリリースされたシングル曲が収録されている。本作は第48回グラミー賞最優秀エレクトリック/ダンス・アルバム賞に、収録曲「ダフト・パンク・イズ・プレイング・アット・マイ・ハウス」は最優秀ダンス・レコーディング賞にそれぞれノミネートされた[7]

    概要

    2002年にシングル「ルージング・マイ・エッジ」で鮮烈なデビューを果たしたLCDサウンドシステムだったが、バンドの首謀者ジェームス・マーフィーはプロデューサーチームThe DFAの活動で多忙を極め、自身のプロジェクトどころではなくなっていた[8]2004年1月にジェームスが拠点にしていたニューヨークのDFAスタジオの暖房が壊れ仕事ができなくなり2か月ほど休暇が取れることになったため、その期間をアルバム製作にあてることにする。ニューヨークから車で6時間ほどのマサチューセッツにあるLongview Farms Studioを借り、電話もインターネットも繋がらない田舎で3週間を掛けアルバムを製作した[8]

    2005年1月24日、初のスタジオアルバム『LCDサウンドシステム』(LCD Soundsystem)をDFAレコーズからリリース。全英アルバムチャートで20位を記録する。アルバムは2枚組で1枚目には新曲を収録、2枚目にはそれまでリリースした3枚のシングルが収録された[7]。このアルバムから新たに「Movement」「Daft Punk Is Playing at My House」「Disco Infiltrator」「Tribulations」の4曲がシングルカットされたが、特に「Daft Punk Is Playing at My House」は全英シングルチャートで29位と健闘した[9]

    評価

    アルバム『LCDサウンドシステム』と収録曲「ダフト・パンク・イズ・プレイング・アット・マイ・ハウス」は第48回グラミー賞の最優秀エレクトリック/ダンス・アルバム賞と最優秀ダンス・レコーディング賞にそれぞれノミネートされた[7]。アルバムは音楽メディアが発表する2000年代のベストアルバムのリストにてResident Advisorで5位、ピッチフォークで113位に選ばれている[10][11]。また「Daft Punk Is Playing at My House」はローリング・ストーンが発表した2000年代のベストソングのリストで78位に選ばれた[12]

    収録曲

    ディスク1

    1. "Daft Punk Is Playing at My House" – 5:16
    2. "Too Much Love" – 5:42
    3. "Tribulations" – 4:59
    4. "Movement" – 3:04
    5. "Never as Tired as When I'm Waking Up" – 4:49
    6. "On Repeat" – 8:01
    7. "Thrills" – 3:42
    8. "Disco Infiltrator" – 4:56
    9. "Great Release" – 6:35

    ディスク2

    1. "Losing My Edge" – 7:51
    2. "Beat Connection" – 8:08
    3. "Give It Up" – 3:55
    4. "Tired" – 3:34
    5. "Yeah" (Crass Version) – 9:21
    6. "Yeah" (Pretentious Version) – 11:06
    7. "Yr City's a Sucker" (Full Version) – 9:22

    脚注

    1. ^ LCD Soundsystem: LCD Soundsystem > Summary”. Metacritic. 2011年8月29日閲覧。
    2. ^ Kellman, Andy. "LCD Soundsystem: LCD Soundsystem > Review" - オールミュージック. 8 29, 2011閲覧。
    3. ^ Mojo review
    4. ^ LCD Soundsystem: LCD Soundsystem”. Pitchfork Media. 2005年2月2日閲覧。
    5. ^ Critic Reviews fpr LCD Soundsystem”. Metacritic. 8 29, 2011閲覧。
    6. ^ Walters, Barry. “LCD Soundsystem: LCD Soundsystem”. Rolling Stone. 1 13, 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。24 2 2005閲覧。
    7. ^ a b c BIOGRAPHY - LCDサウンドシステム - UNIVERSAL MUSIC JAPAN.”. 2013年10月9日閲覧。
    8. ^ a b Cookie Scene vol.41, 2005, P24-P29.
    9. ^ LCD SOUNDSYSTEM, Artist, Official Charts.”. 2013年10月9日閲覧。
    10. ^ RA Poll: Top 100 albums of the '00s.”. 2013年10月9日閲覧。
    11. ^ Staff Lists: The Top 200 Albums of the 2000s: 150-101, Features, Pitchfork.”. 2013年10月9日閲覧。
    12. ^ 100 Best Songs of the 2000s, Rolling Stone.”. 2013年10月9日閲覧。


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