L.entinus raphanica (Murr.) Meta and Petersen
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 03:46 UTC 版)
「シイタケ属」の記事における「L.entinus raphanica (Murr.) Meta and Petersen」の解説
北アメリカフロリダ産の標本をタイプとし、初めはナラタケ属Armillaria の一種として記載されたもので、原記載 によれば「かさは径4-7 cm程度で帯紫赤褐色を呈し、平滑無毛で縁に被膜片を着ける:肉は薄く、白色で傷つけても変色せず、少なくとも鮮時には無臭、ダイコンのような味がある:ひだは柄に直生し、幅狭くて密生し、ときに分岐することがあり、ほぼ白色:柄は下方に向かって細まり、白色(あるいは下部が褐色を帯びる)で繊維状あるいは微細な鱗片を有し、中実で強靭な軟骨質ないしいくぶん木質である:被膜は綿毛状で、かさの展開後には柄につばを形成しない:胞子はヨウ素溶液に反応せず、ひだにはシスチジアを欠く」とされているが、北アメリカおよびベネズエラ産の標本では縁シスチジアを備えることが確認されている。L. boryana の異名として扱う意見もあるが、L. boryana は縁シスチジアを欠く のに対し、本種には、不規則なこぶ状隆起を備えたシスチジアが存在するとされる。また、両者の間には交配が成立しないという。
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