Ju 87 R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 23:13 UTC 版)
「Ju 87 (航空機)」の記事における「Ju 87 R」の解説
Ju 87 R-1 Ju 87 Bの長距離型としてJu 87 Rが設計された。これらは主に対艦攻撃に使用され、通常の燃料に加え、主翼内に240Lの追加の燃料タンクを装備し、300Lの増槽を2個搭載していた。このため搭載燃料は1,080Lにもなった。しかし燃料を満載した状態では250kg爆弾をひとつしか装備できなかった。 Ju 87 R-2 Ju 87 B-1と比べて重量が約700kgほど増加しており、その為最高速度は32km/h遅く、実用上昇限度も低下している。その代わりJu 87R-2は航続距離が360km増加している。ブレーメンのWeserflugの工場でJu 87R-2が471機が生産されている。 Ju 87 R-3 グライダーを牽引できるようにした機体で、牽引ロープを使用して乗組員とグライダーの乗員とが通信できるように、特殊な無線機が装備されていた。 Ju 87 R-4 R-2型とは異なるJumo 211Jエンジンを搭載していた。ブレーメンのWeserflugの工場でJu 87R-2が471機、ブレーメンのWeserflugの工場でJu 87R-4が145機生産されており、Ju 87R-4は145機中143機が納入され残りの2機は試験飛行で破損している。
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