乙未戦争とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

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乙未戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/12 05:26 UTC 版)

乙未戦争（いつびせんそう）とは、下関条約によって日本への台湾割譲が決まり、上陸した日本軍に対して清国の残兵や一部の台湾住民^[1]が抵抗し戦闘となったものである。

脚注

^ 国立公文書館　アジア歴史資料センター「内閣より在台湾文武諸官員外征従軍者として取扱の件」ref:C06022096100　閣議決定「数多ノ清国ノ残兵除要ノ地ニ拠リ土民ト相合シテ頑固ナル抗敵ヲ為シ」
^ 松下芳男著『近代の戦争 1　日清戦争』(人物往来社、1966年)
^ 国立公文書館　アジア歴史資料センター「内閣より在台湾文武諸官員外征従軍者として取扱の件」ref:C06022096100　閣議決定「是皆日清戦争ニ伴ウノ結果」
^ 『台湾征服記』自由新聞社、東京、1895年6月。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 呉密察「日清戦争と台湾」『日清戦争と東アジア世界の変容』ゆまに書房、1997年。
^ 『近代の戦争 1 日清戦争』では「開庁式」
^ 『近代の戦争 1 日清戦争』では「21日」
^ ^a ^b ^c 許世楷『日本統治下の台湾 : 抵抗と弾圧』東京大学出版会、2008年（原著1972年）。
^ 陸奥宗光『蹇々録』岩波書店〈岩波文庫青-371〉、1963年。
^ 許世楷(1972)によれば、フランスの将校が「中国のための介入は難しいが、台湾のために人民を保護するのは容易である。それには必ず台湾が独立しなければならない」と5月23日の会見で述べたために、唐と陳季同がフランスによる介入を楽観視し独立した。
^ “蛮地を近代化した日本人の神技＊極めて短い時間で、他の民族が出来なかった「険悪な野蛮地を近代化」に成功したのは、感嘆すべき神技！＊すべての殖民国家の典範である。SAVAGE ISLAND OF FORMOSA TRANSFORMED BY JAPANESE; Wonders Worked in a Few Years With a People That Others Had Failed to Subdue -- A Lesson for Other Colonizing Nations.”, The New York Times: 22, (September 25, 1904)
^ ^a ^b 戴逸, 楊東梁, 華立著、岩田誠一, 高美蘭訳『日清戦争と東アジアの政治』大阪経済法科大学出版部〈[大阪経済法科大学]アジア研究所研究叢書 ; 9〉、2003年。
^ ^a ^b ^c 原田敬一『日清・日露戦争─シリーズ日本近現代史〈3〉』岩波書店、2007年。
^ 漢人を自称している福佬人・客家人のエスニシティの帰属や遺伝的な類縁関係の位置づけは現在議論が分かれている.ここでは総督府の定義に従った記述を行う。参考：三尾裕子「土着化か、あるいは漢化か? ーー「漢族系台湾人」のエスニシティについてーー」『中国21』第25巻、愛知大学現代中国学会、2006年9月、221-230頁、ISSN 1342-8241、CRID 1050282812696344064。
^ 国立公文書館　アジア歴史資料センター「内閣より在台湾文武諸官員外征従軍者として取扱の件」ref:C06022096100　官第三四号（別紙）「日清両国間ノ平和既ニ回復シ台湾島ノ受授ハ完了セリト雖本島ノ形勢ハ恰モ一敵国ノ如ク清国ノ将卒ハ淡水三貂湾ニ於テ我兵ヲ射撃シ又金咬蒋基隆等ニ於テ頑固ナル抗敵ヲ為セリ而シテ南方安平打狗等ニ於テ我軍艦ヲ屢砲撃シ又新竹以南ハ尚夥多ノ残留清兵充満スルヲ以テ今後幾多ノ戦闘アルヲ免レス故ニ名義上ヨリ言ヘハ台湾ハ既ニ帝国ノ新領土タリト雖実際ノ状況ハ外征ニ於ルニ異ナルコトナシ故ニ本島ニ於テ文武ノ職ヲ奉スルモノハ其平定ニ至ルマテ総テ外征従軍者トシテ諸般ノ取扱相成度此段稟申候也」
^ ^a ^b ^c 戒能善春「日清戦争における台湾作戦:戦争か治安か」『防衛学研究』第37号、日本防衛学会、2007年11月、91-108頁、ISSN 09155163。
^ 前掲、原田本等
^ ^a ^b 大谷正『兵士と軍夫の日清戦争戦場からの手紙をよむ』有志舎、2006年。
^ 「台湾総督府条例ヲ定ム」JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.A01200796100、公文類聚・第十九編・明治二十八年・第七巻・官職二・官制二・官制二（陸軍省二～北海道庁府県）（国立公文書館）
^ 許世楷(1972)にならう
^ ^a ^b 原田敬一『日清戦争』吉川弘文館〈戦争の日本史 19〉、2008年。
^ 後藤乾一「下級兵士がみた植民地戦争 -台湾における「生蕃討伐」と加藤洞源-」『アジア太平洋討究』第9巻、早稲田大学アジア太平洋研究センター出版・編集委員会、2007年3月、131-148頁、hdl:2065/13087、ISSN 1347-149X、CRID 1050001202469337856。狩猟で生計を立てる現地住民にとって銃は生活の手段であり、その放棄は死活問題だった。
^ 大江志乃夫『靖国神社』岩波書店〈岩波新書黄版 259〉。
^ 東京朝日新聞　1896年6月14日紙面
^ 「台湾小事典」中国書店、
^ 日清戦争とは別個の戦闘であるとする初出は、Harry J. Lamley (1970). “The 1985 Taiwan War of Rsistance”. In Gordon, Leonard H.D.. Taiwan Studies in Chinease Local History. New York: Columbia University Press
^ 黄昭堂『台湾民主国の研究』東京大学出版会、1970年。ISBN 4130360086。
^ 周婉窈著、濱島敦俊,石川豪,中西美貴訳『図説台湾の歴史』平凡社、2007年（原著1997年）。
^ 初出? 李光璧 (1954). “一八九五年台湾抗日戦争中的徐驤和劉永福”. 中日甲午戦争論集. 歴史数学月刊社. pp. 54-66
^ 王泰升、鈴木敬夫「植民地下台湾の弾圧と抵抗:日本植民地統治と台湾人の政治的抵抗文化」『札幌学院法学』第21巻第1号、札幌学院大学、2005年、pp.223-278、NAID 110004684952。
^ 大江志乃夫『日露戦争と日本軍隊』立風書房、1987年。
^ 大江志乃夫 [ほか] 編「植民地戦争と総督府の成立」『帝国統治の構造』岩波書店〈岩波講座近代日本と植民地 2〉、1992年。
^ 荒川章二 (1995). “台湾の植民地化と郷土兵”. 沼津市史研究 4.
^ 森理恵「台湾植民地戦争における憲兵の生活環境 : 明治28～36年(1895-1903)高柳彌平『陣中日誌』より」『京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学』第56巻、京都府立大学学術報告委員会、2004年12月、51-65頁、ISSN 1343-3954、NAID 110004597279。
^ 檜山幸夫著「日清戦争の歴史的位置 —「五十年戦争としての日清戦争」—」、東アジア近代史学会編『日清戦争と東アジア世界の変容』ゆまに書房、1997年。
^ ^a ^b 檜山幸夫「第六章台湾統治と台湾戦線」『日清戦争秘蔵写真が明かす真実』講談社、1997年。
^ 駒込武著「国際政治の中の植民地支配」、川島真・服部龍二編『東アジア国際政治史』名古屋大学出版会、2007年。
^ “【検証】NHKスペシャル　台湾統治めぐり「一面的」 (1/3ページ)”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2009年5月3日). オリジナルの2009年5月6日時点におけるアーカイブ。
^ NDL-OPACは全文検索ではないので、本や論文の題名や件名に使われず、章題や節題にある場合などはヒットしない。
^ “【NHK提訴】JAPANデビューどこが問題になっているのか (1/2ページ)”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2009年6月25日). オリジナルの2009年6月28日時点におけるアーカイブ。
^ NHK. “シリーズ・JAPANデビュー第1回「アジアの“一等国”」に関しての説明”. 2009年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月19日閲覧。
^ パイワン人も提訴、原告1万人突破 NHK台湾特集訴訟]産経新聞2009年8月12日。