ジャガー

大車林

ジャガー

英語 JAGUAR

1922年にウィリアム・ライオンズ(William Lyons)によって設立されたスワローサイドカー&コーチビルディング社が出発点。特製ボディの製作を始め、36年にオリジナルブランドとしてSS100を製作、45年にジャガー・カーズ(Jaguar Cars Co.)と改組され、高級サルーンやスポーツカーメーカーとして発展した。市販スポーツカーXK120で50年のルマンに参戦したのを皮切りに、その後ルマンではレース専用に開発したCタイプとDタイプが計5勝をあげるという素晴らしい成績を収めた。ツーリングカーレースへの取り組みは古く、50年代にはスポーツサルーンのMK-Ⅰ、Ⅱなどで参戦、76年に設立されたTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)のXJ-Sによって例年のグループAチャンピオンを獲得している。翌年からはグループCへ移行し、88年のルマンで優勝、さらに年間チャンピオンに輝いている。2000年からは親会社のフォードの意向によりF1にジャガーチームとして出場。現在ジャガー自体としてはレース活動を行っていないが、その名はフォード・グループを代表するブランドとしてF1で用いられている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。