Intel 8080A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 12:03 UTC 版)
「Intel 8080」の記事における「Intel 8080A」の解説
8080はグラウンドが十分に取られていないという物理設計上のミスにより、大電流が流れるTTLデバイスと使用するには問題があったため、TTL-LS用として発売された。後にグラウンド線の幅を太くして標準TTLに対応させたものが8080Aとして発売された。 これには逸話がある。8080の開発者の一人であった嶋正利は、8080のレイアウトを完成させた後、休暇を取って一時的に日本へ帰国。嶋は休暇明けに8080の特性評価を行う予定だった。しかし、嶋がインテルに戻った頃には既に営業部の判断で8080が4万個製造されていた。そのため、8080はTTL-LS用としてしばらくの間販売されるに至った。
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