一乗寺
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 16:52 UTC 版)
一乗寺(いちじょうじ)は、兵庫県加西市にある天台宗の寺院である。山号は法華山。本尊は聖観音菩薩。西国三十三所第26番札所。国宝の三重塔は平安時代後期を代表する和様建築の塔であり、日本では屈指の古塔である。境内は、春は桜、秋は紅葉の名所として知られる。中世には山内に真言律宗の有力律院も併設されており、宗祖の興正菩薩が播磨国での布教活動の拠点とした他、真言律宗出身の真言僧で後醍醐天皇の腹心だった文観房弘真が仏門に入った地でもある。
注釈
- ^ ここにある「間」とは、長さの単位ではなく、柱間の数を示す建築用語である。
出典
- ^ 本節における法道仙人にかかる記述は、田中日佐夫『仏像のある風景』(駸々堂、1989)pp.87 - 97に基づく。
- ^ 内田 2006, pp. 24–25.
- ^ a b c d e 内田 2006, pp. 23–24.
- ^ a b 内田 2006, p. 23.
- ^ 金子 2019, pp. 5–8.
- ^ 内田 2006, p. 26.
- ^ 金子 2019.
- ^ a b 加西市教育委員会 2014.
- ^ a b c d 金子 2019, pp. 16–18.
- ^ 西国三十三ヶ所巡り(一乗寺)
- ^ 東京文化財研究所・奈良国立博物館 編集 『法華山一乗寺蔵 国宝聖徳太子及天台高僧像光学調査報告書―カラー画像編―』 東京文化財研究所、2016年4月28日。
- ^ ひょうごの在来種保存会 編著「ひょうごの在来作物」(p.51)神戸新聞総合出版センター(2016年3月)ISBN 978-4-343-00816-9
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