IR型とSR型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 15:13 UTC 版)
「メチルフェニデート」の記事における「IR型とSR型」の解説
アメリカ合衆国においては血液中への薬剤の放出が穏やかな徐放型(SR 型)の製剤がよく用いられているが、こちらは濫用性が一般的な錠剤(IR 型)より低いと言われており、覚醒剤などの麻薬類と同様、血中濃度の急激な上昇と濫用の関連が考えられる。日本では現在 IR型の製剤としてリタリン、SR型の製剤としてコンサータが流通している。リタリンでの最高血中濃度到達時間は約2時間で作用発現時間は通常30分 - 1時間後、作用持続時間は臨床的には4 - 6時間と考えられている。コンサータでは最高血中濃度到達時間は約7.0 - 7.7時間で服薬後12時間まで効果が持続するよう設計されており、海外での臨床試験では服薬後1.5 - 12時間まで有効性があることが確認されている。
※この「IR型とSR型」の解説は、「メチルフェニデート」の解説の一部です。
「IR型とSR型」を含む「メチルフェニデート」の記事については、「メチルフェニデート」の概要を参照ください。
- IR型とSR型のページへのリンク