ICプレーヤー特需
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:23 UTC 版)
「大学入試センター試験」の記事における「ICプレーヤー特需」の解説
2005年の日本国内でのデジタルオーディオプレーヤーの市場は約250万台となっている。この数字に対して、センター試験では約50万台ものICプレーヤーが使用されているほか、予備校や模擬試験などで使用されるものも含めると、相当な数の市場となることが見込まれている。代々木ゼミナールでは、松下電器産業(現・パナソニック)と模擬試験で使用するICプレーヤーのリース契約を結んでおり、30万台のICプレーヤーを調達した。使用後のICプレーヤーをクリーニングする費用も含め、3年間で20億円に及ぶ。また、駿台予備学校・河合塾・進研ゼミでは、ICプレーヤーの調達費用の負担を軽減させるため、3社共同でソニーからICプレーヤーを調達した。この需要により、ICプレーヤーを製造しているパナソニックとソニーは特需に沸いたという。今後も受験産業での需要が見込めることから、大きな市場に成長することが予想されている。 なお、ICプレーヤーに使われているICカードはパナソニックとソニーでそれぞれSDカードとメモリースティックが採用されている。
※この「ICプレーヤー特需」の解説は、「大学入試センター試験」の解説の一部です。
「ICプレーヤー特需」を含む「大学入試センター試験」の記事については、「大学入試センター試験」の概要を参照ください。
- ICプレーヤー特需のページへのリンク