IBMの96欄カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:53 UTC 版)
「パンチカード」の記事における「IBMの96欄カード」の解説
IBMは1970年代に、中小型コンピューターシリーズのSystem/3用に新しく96欄カード(丸穴)を発表した。IBM 5496 Data Recorder で穿孔と印字と確認ができ、IBM 5486 Card Sorter でソートできる。 カードに開ける丸穴は直径1mmと紙テープの穴より小さい。BCD文字(6ビット)とEBCDIC文字(8ビット)のビット構成をそのままパンチする(バイナリ方式)。BCDの場合は1段32欄で3段という形で使用し、1欄で1文字を表す。EBCDICの場合はBCDでの3段目のうち2行を1段目の6穴に加えて8ビットを表し、別の2行を2段目に加えて8ビットとしている。つまり、EBCDICでは64文字までしか表せない。 IBM96欄カードが広まるのに連れて、System/370系のコンピューターでもIBM 5425多機能カード装置(読取り・穿孔・印字・コレート)などによっても処理できるようになった。
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