手おなら
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/02 04:47 UTC 版)
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手おなら(Hand-Fart, Hand Farting)またはマニュアリズム(Manualism)は、手で空気を圧縮・絞るなどして音楽を奏でる方法。発生する音が放屁音と酷似しているため、日本では前者の呼び方で認知している人が多い。そのような特性から、多くはミュージカルコメディまたはパロディの一形態として提示される。
手おならの演奏者は「手おなら演奏者」や「マニュアリスト」(主に英語圏)と呼ばれ、アカペラや楽器の伴奏で演奏する。
※以降、本記事では、「手おなら」の表記で統一する。
奏法
英語版記事で述べられていた奏法と、手おなら演奏者のabeshiが述べていた二つの奏法[1]の計三奏法を以下に記す。
マニュアル奏法
両手を合わせてできるポケット内に空気を閉じ込めたのちに、一方の手の指を使って、親指の付け根と反対側の手の間の上部から空気を絞り出し、音を出す。
プッシュ奏法
双方の手を密着させたまま上部の手を曲げることで、瞬時に隙間ができて空気が吸い込まれるのを利用して音を出す。
連射をしやすいという利点がある。
また、高音を出しにくく、低音を出しやすい。
プル奏法
上の手を下の手で軽く握ったのちに、(上の手を下の手で)強く握ることで隙間をつくって音を出す。
ロングトーンをしやすいという利点がある。
また、低音を出しにくく、高音を出しやすい。
これら三奏法に共通するのは、「グリップに掛ける力を大きくするほど、音程は高くなる」という点である。 「吸盤のような真空をつくる」イメージをもって取り組むと幾分か良い。
手おならの歴史
20世紀よりも前の手おなら演奏者の記録は見つかっていないが、その発音構造の簡易性から、古来より行われている原始的な演奏方法であると考察できる。
記録上最古の手おなら演奏者
1933年のユニバーサル・ピクチャーズのニュース映画に出演している手おなら演奏者は現存する記録で最古の奏者の可能性がある。[2]
この映像には、ミシガン州トラバースシティ出身のセシル・ディル(Cecil Dill)という農家が、1914年に初めて「ヤンキー・ドゥードゥル」の演奏を習得したと主張している様子が記録されている。
ジョン・トゥーミー
1974年、ミシガン州グランドラピッズの弁護士であるジョン・トゥーミー (英語版)は、NBCのジョニー・カーソン主演の『ザ・トゥナイト・ショー』で「星条旗よ永遠なれ」を演奏。
このパフォーマンスは、1974 年だけでなく、毎年放送される『ベスト・オブ・カーソン・ショー』で何度も繰り返されたため、米国では数百万人が視聴した。[3]
トゥーミーは自分自身を「マニュアリスト」と紹介した。このとき、音楽の文脈で初めてこの用語が使用された。
彼は、「ボギー大佐」を『マイク・ダグラス・ショー』 (英語版)で、「聖者の行進」を『メルヴ・グリフィン・ショー』 (英語版)で演奏するなど、その他のいくつかの番組にも出演した。
彼の最後の公での演奏は、1998年11月21日、ギャリソン・ケイラー (英語版)とのラジオ番組『プレーリー・ホーム・コンパニオン』での「スターダスト」。
脚注
- ^ プロ手おなら奏者abeshi『【手おなら講座01】正しい音の鳴らし方・セットアップ方法』2021年5月24日。
- ^ Farmer Plays Tune With Hands, 1933/10/11, Universal Studios, (1933) 2025年8月10日閲覧。
- ^ The Best of Johnny Carson Collection, Volume 1, Title 2, Chapter 23 (DVD)
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