ベルギー高速鉄道1号線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ベルギー高速鉄道1号線の意味・解説 

ベルギー高速鉄道1号線

(HSL1号線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/12 14:14 UTC 版)

HSL 1
A8号線と並行するHSL 1を行くタリス
基本情報
起点 ブリュッセル南駅 (ベルギー)
終点 フレタン (フランス)
開業 1997年12月14日
所有者 ベルギー国鉄
運営者 タリスユーロスターTGV
路線諸元
路線距離 88 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 交流25kV・50Hz 架空電車線方式
最高速度 300 km/h
テンプレートを表示
ベルギー国内の高速鉄道路線
ブリュッセル南駅の国際線ホーム

ベルギー高速鉄道1号線(Hogesnelheidslijn 1,HSL 1)はベルギー高速鉄道路線でブリュッセルフランス国境を結んでいる。路線長は88kmでそのうち71kmは新たに建設された専用の高速線で、残りの17kmは在来線を改良した区間となっている。営業開始は1997年12月14日である。当路線の開業によりパリ・ブリュッセル間の所要時間をかなり短縮され現在1時間20分ほどである。LGV北線とともにユーロスターなどの国際列車の所要時間短縮で大きなインパクトを与えている。ロンドンとブリュッセルを結ぶユーロスター以外にもパリ・ブリュッセル、アムステルダム方面を結ぶタリスが運行されている。建設費は14億2千万ユーロである。

路線経路

列車はブリュッセル南駅を出ると在来線を経由する。従来からの在来線も220km/hの高速走行が出来るように大幅に改良された。フォレストでタリスユーロスターの検車所を過ぎる。起点から13kmのハレで列車はブリュッセル-シャルルロワ運河を越える前に開削工法トンネル区間に入る。17km地点でハレ近郊ランビックで高速線に入り300km/h走行になる。ルベックとエンギエンの間はオートルートA8号線と安全柵で仕切られ並行している。エンギエンでは、従来からの在来線ブリュッセル・トゥルネー線とおよそ10km並行する。保線基地の"Le Coucou"はアトの近くにある。この基地は路線の建設が行われていた1993年から1998年の間、供され現在はHSL 1の保線基地となっている。少し行くと、2,005mのアーブル高架橋を渡る。この高架橋はヨーロッパでも長い高架橋の一つで、アトとChièvres間にありアト・ブラントン運河、デンダー川、モンス道路、Ath-Jurbise鉄道をまたいでいる。アントイングでモンストゥルネー線に接続する。この路線はタリスのパリ・ナミュール間の路線に使われている。 その後スヘルデ川の483mの高架橋を過ぎ、ブルイェルの365mの開削工法トンネル区間を通りベルギーとフランス国境を過ぎ88km地点のWannehainに達する。そこから11km進むとLGV北線との分岐点フレタンに達し、パリやリール方面それぞれに向かう列車は分かれる。当路線はLGV各線に導入されている方式と同じ保安システムであるTVM430が導入されている。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベルギー高速鉄道1号線」の関連用語

ベルギー高速鉄道1号線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベルギー高速鉄道1号線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベルギー高速鉄道1号線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS