Genevieve Grotjanの大発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 08:51 UTC 版)
「パープル暗号」の記事における「Genevieve Grotjanの大発見」の解説
パープルが本当にロータリーラインスイッチを利用しているかどうか、つまり組み合わせ多表式である事を見極める必要があった。 SISが叩き台にしたのは対照平文が得られていた開始符"59713"の暗号文6通だった。これらの頻度分布を調べ、その周期性を探し始めた。 1940年9月20日、パープルが登場してから18か月後にGenevieve Grotjanが無味乾燥な作業の末に2通の暗号文に潜む一連の暗字群を見つける。仮説が的中したSISメンバーは、コカ・コーラで乾杯した。 翌週には"59713"における多表切替えシーケンスの解析を完了した。つまり開始符が"59713"ならば、送信日(プラグボード)には影響されずに読めるようになり、パープル解読は転換期を通過した。
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