フリービーとビーン/大乱戦
フリービーとビーン/大乱戦 | |
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Freebie and the Bean | |
監督 | リチャード・ラッシュ |
脚本 |
ロバート・カウフマン リチャード・ラッシュ |
製作 | リチャード・ラッシュ |
製作総指揮 | フロイド・マトラックス |
出演者 |
ジェームズ・カーン アラン・アーキン |
音楽 | ドミニク・フロンティア |
撮影 | ラズロ・コヴァックス |
編集 |
マイケル・マクリーン フレドリック・スタインカンプ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
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上映時間 | 113分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
興行収入 | $30,000,000[1] |
『フリービーとビーン/大乱戦』(Freebie and the Bean)は、1974年のアメリカ合衆国の映画。サンフランシスコを舞台に、二人の刑事が活躍するアクション・コメディ作品。監督はリチャード・ラッシュ[2]。主演はジェームズ・カーンとアラン・アーキン。バレリー・ハーパーは本作でゴールデングローブ賞の新人賞にノミネートした[3]。
スタンリー・キューブリックは本作を「1974年の最高の映画」と評したと言われている[4]。また、残虐さをコメディにする作風は後にクエンティン・タランティーノにも影響を与えている[2][5]。
ストーリー
フリービーとビーンの私服刑事コンビは、1年にわたる調査の末、サンフランシスコのナンバーズ賭博の胴元レッド・マイヤーズのごみ箱からある事件の証拠を見つけた。二人は、マイヤーズの有罪の証拠をつかむべく、モトレイという男を探すも見つからず、彼の相棒のホワイトからデトロイトの組織がマイヤーズを狙っていること告げられる。マイヤーズを殺されてほしくないフリービーとビーンは、わいせつ罪をでっちあげて逮捕にかかる。ところが、マイヤーズはすぐに釈放されてしまい、二人は彼を追う羽目になる。二人は組織が放った刺客からマイヤーズがフロリダへ逃げようとしていることを知り、妨害にかかる。逃走劇の末、ビーンは死に、マイヤーズも心臓まひで死ぬ。そこへ、マイヤーズの妻ミルドレッドがローゼン警部とともに現れ、マイヤーズのごみ箱にあったメモは自分が捨てたと明かす。さらに、モトレイもフリービーが空港についた時点で死亡したことが判明する。昇進の夢を絶たれたフリービーはがっかりしてビーンの乗った救急車に乗る。すると、ビーンが動き出し、車を止めるよう指示する。親友が生きていたうれしさと、おちょくられた怒りのあまり、フリービーはビーンにつかみかかる。救急車の運転手が騒ぎに驚いて車をぶつけてしまった拍子に、二人は外へ投げ出される。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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フジテレビ版 | テレビ朝日版 | ||
フリービー | ジェームズ・カーン | 広川太一郎 | 羽佐間道夫 |
ビーン | アラン・アーキン | 島宇志夫 | 樋浦勉 |
ミルドレッド | ロレッタ・スウィット | 島木綿子 | 市川千恵子 |
レッド | ジャック・クルーシェン | 相模太郎 | 滝口順平 |
ローゼン警部 | マイク・ケリン | 西田昭市 | 上田敏也 |
ホワイティ | ポール・コスロ | 千田光男 | |
バーバラ | リンダ・マーシュ | ||
ウォルター検事 | アレックス・ロッコ | 平林尚三 | |
ビーンの妻 | バレリー・ハーパー | 沢田敏子 | |
ゲイソン | クリストファー・モーリー | 神谷明 | 三ツ矢雄二 |
不明 その他 |
北村弘一 清川元夢 緑川稔 恵比寿まさ子 原田一夫 仲木隆司 石丸博也 |
池田勝 石森達幸 亀井三郎 仲木隆司 幹本雄之 |
スタッフ
- 監督・製作:リチャード・ラッシュ
- 製作総指揮:フロイド・マトラックス
- 脚本:ロバート・カウフマン、リチャード・ラッシュ
- 撮影:ラズロ・コヴァックス
- 編集:マイケル・マクリーン、フレドリック・スタインカンプ
- 音楽:ドミニク・フロンティア
日本語版
- | フジテレビ版 | テレビ朝日版 |
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演出 | 春日正伸 | |
翻訳 | 飯嶋永昭 | 宇津木道子 |
調整 | 山田太平 | 国定保孝 |
効果 | PAG | 赤塚不二夫 PAG |
担当 | 岡原祐泰 | |
制作 | 日米通信社 | ザック・プロモーション |
出典
- ^ Freebie and the Bean, Box Office Information. The Numbers. Retrieved May 22, 2012.
- ^ a b 町山智浩 (2019年10月28日). “リチャード・ラッシュ監督が観客のモラルに挑戦した大量破壊アクション・コメディ”. ザ・シネマ. 2021年4月17日閲覧。
- ^ The Hollywood Foreign Press Association
- ^ Nick Wrigley Updated: 8 February 2018 (2018年2月8日). “Stanley Kubrick, cinephile”. BFI. 2018年8月2日閲覧。
- ^ Barfield, Charles (2018年11月23日). “Quentin Tarantino Raves About 'Freebie And The Bean' & Says "To Get People To Laugh At F—ed Up S–t Is What I Do"”. The Playlist. 2021年4月17日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
映画作品 |
肉体市場 ブラッド・ワーク フリービーとビーン 大乱戦 サンタフェへの道 バットマン・リターンズ |
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