四目並べとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 四目並べの意味・解説 

四目並べ

(Four in a row から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/26 04:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
四目並べのプレイの様子

四目並べ(よんもくならべ)は、卓上で遊ぶゲームである。

ルール

2人のプレイヤーが交互にコマを下から積み重ねて、先に縦・横・斜めいずれかに直線状に4つ並べた方が勝ちになる。平面方向には任意の場所を選ぶことができるが、垂直方向に対しては重力の関係で先に入っているコマの真上(または盤面のすぐ上)にしかコマを置けないという点がこのゲームのキーポイントになっている。

重力付き四目並べ

コネクト・フォー

一般に四目並べといえばこちらを指す。連珠五目並べと同様に2次元で行うものの、それらがコマを水平面に並べるのに対して、垂直な面内にコマを積み上げる。長連は有効勝ちである。

重力付き四目並べとしては、アメリカ合衆国のゲーム製造会社ミルトン・ブラッドリー・カンパニー英語版1974年に発表した「コネクト・フォー英語版」(Connect Four)が有名である(同社は1984年ハズブロに買収され、以降、コネクト・フォーはハズブロから発売されている)。これは、コマの形状は玉ではなく円盤状になっており、盤面上に6行7列にコマが入る枠を立てたものである。コネクト・フォーはそれ以前にあった「キャプテンズ・ミストレス」(The Captain's Mistress)という同種のゲームを改良したものである。

コネクト・フォーは、1988年にジェームズ・D・アレン(James D. Allen)によって先手必勝であることが証明されている[1]

立体四目並べ

立体四目並べ

4×4×4の3次元の枠内で4個の玉を先に一直線に並べることを競う遊びである。同様にコマを直線に並べることを競う連珠、五目並べ、重力付き四目並べなどとの相違点は、玉を配置する空間が2次元ではなく3次元である点にある。

立体四目並べを行なう盤面には、格子状に並べられた棒が垂直に立っている。色の違う2種類の玉の中央に穴を開けたものを用意し、プレイヤーが交互に自分の色の玉をこれらの棒のどれかに入れる。

立体四目並べの重力なし版(任意の場所にいきなり置ける)においては1980年オーレン・パタシュニクによって先手必勝であることが証明されており、これは計算機援用証明の代表例とされる[2][3]

製品としては、パーカー・ブラザーズから発売されていた「キュービック」(Qubic)が有名である。この製品の盤は、4×4の穴が開いた板を間隔をおいて4段に積み上げた立体構造になっている。日本では1974年にエポック社で発売された「スコアフォー」が有名である。

類似のゲーム

  • 三目並べ
  • 五目並べ
  • 連珠 - 五目並べに黒に禁手を課し、開局規定などでルールを均等にしたゲーム。
  • クアルト (ボードゲーム)
  • コネクト6 - 1手目以外両者2個ずつ石を置き、石を6個先に並べたほうが勝ち。
  • セルゴ - 長谷川五郎オセロ開発者)が考案した、10×9路盤を使った移動五目並べ。のちにソクラテス盤(2つのゾーンのある10×9盤)を使った変則タイプ「宇宙遊泳」というゲームに改変された。
  • CUBICONN4 - 立体四目並べをモチーフにしたAndroid/iOS向けゲームアプリ。

脚注

  1. ^ John's Connect Four Playground”. tromp.github.io. 2018年10月3日閲覧。
  2. ^ Oren Patashnik - Interview”. TeX Users Group. 2018年10月3日閲覧。
  3. ^ Norman Do (2005-7). “Mathellaneous "How to Win at Tic-Tac-Toe"” (PDF). Gazette of the Australian Mathematical Society (Australian Mathematical Society) 32 (3): 151-161. http://www.austms.org.au/Publ/Gazette/2005/Jul05/mathellaneous.pdf. 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「四目並べ」の関連用語

四目並べのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



四目並べのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの四目並べ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS