四目屋
- 四つ目屋。昔江戸両国、大阪新町に在りし淫具淫薬を売る店の名。転じて閨房用猥褻品の代名詞となる。四つ目屋薬、四つ目屋道具の略称。「四つ目屋をつけてどくどくしくよがり」「四つ目屋を小姓へつけるいぶかしさ」「馬鹿も重宝四つ目屋を買にやり」「四つ目屋を落しておいたべらぼうめ」「四つ目があり買にくい薬なり」「四つ目屋の女房わつちが受合ひさ」。
- 〔隠〕四つ目屋道具の略。張形のこと。之を売り初めた店の商標が四つ目であつたによる。
- 四つ目屋道具の略で、張形のことをいふ。
- 淫具を売る店のこと、四つ目屋道具(男根を擬した淫具)を初めて売出した店の商標が四つ目であつたところから出た語。
分類 花柳界
四目屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:57 UTC 版)
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四目屋(よつめや)は、江戸時代、江戸薬研堀(現在の中央区東日本橋2-13)にあった、長命丸、帆柱丸、などの媚薬、肥後ずいき(ずいき)、牛角などの淫具などを売った店。日本最古のアダルトショップと云われる。
店頭の招燈には黒地に隅立て四目結(すみたてよつめゆい)の紋所を染め出したものをかけていた。イモリの黒焼きの元祖といわれ、『通詩選諺解』には同家の祖先が明応年間、長崎にわたり、その後、寛永年間、江戸で売り始めたとある。
外部リンク
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