Fiesoleとは? わかりやすく解説

フィエーゾレ【Fiesole】


Fiesole

名前 フィエーゾレ; フィエソーレ; フィエソレ

フィエーゾレ

(Fiesole から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:49 UTC 版)

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フィエーゾレ
Fiesole
行政
イタリア
トスカーナ
県/大都市 フィレンツェ
CAP(郵便番号) 50014
市外局番 055
ISTATコード 048015
識別コード D575
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
気候分類 zona E, 2216 GG
公式サイト リンク
人口
人口 14,009 [1](2017-01-01)
人口密度 332.7 人/km2
文化
住民の呼称 fiesolani
守護聖人 san Romolo di Fiesole
祝祭日 7月6日
地理
座標 北緯43度48分0秒 東経11度18分0秒 / 北緯43.80000度 東経11.30000度 / 43.80000; 11.30000座標: 北緯43度48分0秒 東経11度18分0秒 / 北緯43.80000度 東経11.30000度 / 43.80000; 11.30000
標高 295 (57 - 702)[2] m
面積 42.11 [3] km2
フィエーゾレの位置

フィレンツェ県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
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フィエーゾレイタリア語: Fiesole)は、イタリア共和国トスカーナ州フィレンツェ県にある、人口約1万4000人の基礎自治体コムーネ)。フィレンツェから約8キロほど北東に位置する[4]

地理

位置・広がり・地勢

フィエーゾレの町は300mほどの高さの小さな丘の上にあり、近隣の土地の美しさを求める旅行の目的地になっている。居住区域のそばの、短いが急な坂の終わりにはサン・フランチェスコ教会がそびえている。

フィエーゾレの町の東南にはチェチェリ山(モンテチェチェリ)と呼ばれる丘がある。この丘はレオナルド・ダ・ヴィンチが自ら設計した飛行機械の飛行実験を行った場所として知られる。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。

歴史

エトルリア人が築いた町に起源する[5][6]共和政ローマ時代、ファエスラエと呼ばれ、紀元前91年からの同盟市戦争では、エトルリア諸都市の中で数少ない同盟市側につき、恐らくルキウス・ポルキウス・カトによって破壊され、後にルキウス・コルネリウス・スッラの退役兵が入植した[7]紀元前78年にはその退役兵たちを襲撃したため、当時の執政官マルクス・アエミリウス・レピドゥスらが仲裁に入ったが、レピドゥスはファエスラエに拠って立ち蜂起したものの敗北した[8]。更に紀元前63年には、ルキウス・セルギウス・カティリナの根拠地となっていわゆる「カティリーナの陰謀」の舞台ともなった[9]。その後のファエスラエの運命についてはよく分かっていないが、これらの事件がきっかけとなって、フィレンツェの起源となったフロレンティア入植が行われたとも考えられている[10]

405年ないし406年8月23日には西ローマ帝国とゴート族の軍による戦闘があった(フィエーゾレの戦い (5世紀))。

行政

分離集落

フィエーゾレには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Anchetta, Caldine, Compiobbi, Ellera, Girone, Falle, Pian di Mugnone, Pian di San Bartolo, San Domenico

脚注

  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2017 by sex and marital status” (英語). 2018年8月30日閲覧。
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Firenze (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年11月4日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Firenze (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年11月4日閲覧。
  4. ^ コトバンク フィエーゾレ”. 2022年2月12日閲覧。
  5. ^ デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年6月17日閲覧。
  6. ^ 亀長洋子『イタリアの中世都市』山川出版社、2011年、5頁。ISBN 978-4-634-34944-5
  7. ^ 砂田, p. 117.
  8. ^ 砂田, pp. 120–122.
  9. ^ 砂田, p. 127.
  10. ^ 砂田, p. 137.

参考文献

  • 砂田徹『共和政ローマの内乱とイタリア統合 退役兵植民への地方都市の対応』北海道大学出版会、2018年。ISBN 9784832968431

外部リンク



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