Electric (ソフトウェア)とは? わかりやすく解説

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Electric (ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 02:54 UTC 版)

Electric
初版 1983年 (42年前) (1983)
最新版
9.07 / 2016年11月22日 (8年前) (2016-11-22)[1]
リポジトリ
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム Java
種別 EDA
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.staticfreesoft.com
www.gnu.org/software/electric
テンプレートを表示

Electric VLSI Design System (Electric VLSI設計システム)は1980年代前期にスティーブン・M・ルービン (Steven M. Rubin) によって開発されたEDAツール[2][3][4][5]。Electricは回路図集積回路のレイアウトを描くのに使われる。またVHDLVerilogといったハードウェア記述言語を扱うこともできる。このシステムは設計規則チェック、シミュレーション、配線、Layout versus schematicLogical effort英語版といった多くの合成・解析ツールを搭載している。

2016年の時点でElectricはGNUプロジェクトの一部としてJavaで開発されており、GNU GPLバージョン3以降を要件とするフリー・オープンソースソフトウェア (FLOSS) として配布されている。

歴史

Electricのスクリーンショット

Electricは1980年代前半ではC言語で書かれていた(1982年11月19日付の初期のElectric内部メモによる)。それからしばらく後にElectricは大学や研究機関向けに無償で提供され、国際的に広く使われるようになった。

1980年代中頃にElectricはApplicon英語版より「Bravo3VLSI」の名称で商品として販売された。

1988年にElectric Editor Incorporatedが設立され、システムが商用販売された。1998年にはフリーソフトウェア財団を通じてソースコードをリリースした。

2000年にElectricの配布のためStatic Free Softwareが設立された。

2003年9月にElectricのCバージョンが廃止され、システムはJava言語に移植された。移植作業は2005年6月に完了した。Cコードはまだ利用可能な状態にあるが、開発またはサポートは既に終了している。改良された新しいJavaコードは全てのユーザーが無償で手に入れることができる。

脚注

  1. ^ ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/electric/
  2. ^ Rubin, Steven M. (1983), “An Integrated Aid for Top-Down Electrical Design”, Proceedings, VLSI '83, Anceau and Aas, eds. (North Holland, Amsterdam) 
  3. ^ Rubin, Steven M. (September 1983), “An Integrated Aid for Top-Down Electrical Design”, Proceedings, ICCAD-83, Order No 518 (IEEE Computer Society) 
  4. ^ Baker, R. Jacob (2010), CMOS Circuit Design, Layout, and Simulation, Third Edition, Wiley-IEEE Press 
  5. ^ Zobrist, George Winston (1989), Progress in Computer-aided VLSI Design: Tools, Ablex Publishing Corporation 

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