EL式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 15:51 UTC 版)
「JavaServer Pages」の記事における「EL式」の解説
EL式(Expression Language、式言語)は、JSP 2.0で導入された新たな構文で、従来のスクリプトレットに代わってより可読性に優れたJSPファイルを記述できるようにしたもの。EL式はJSPをベースにしたWebアプリケーションフレームワークであるJSFにおいても独自に定義されていたが、後のJSP 2.1, JSF 1.2において一つの仕様に統合され(Unified EL、統合式言語)、さらに2013年のEL 3.0ではJSPから独立したJava EE 7の仕様の一つとなっている。 Expression Languageは、${}で表現する。 ${sessionScope.user.id} Expression Languageでは、以下のような暗黙オブジェクトが利用できる。 暗黙オブジェクト変数名説明pageContextjavax.servlet.jsp.PageContextクラスのオブジェクト変数 pageScopepageスコープからオブジェクトを取得 requestScoperequestスコープからオブジェクトを取得 sessionScopesessionスコープからオブジェクトを取得 applicationScopeapplicationスコープからオブジェクトを取得 paramリクエストパラメータを格納するMapオブジェクト paramValues複数の値を持つリクエストパラメータを格納するString型配列 headerリクエストヘッダーと値を格納するMapオブジェクト headerValues複数の値を持つリクエストヘッダーを格納するString型配列 cookieクッキーを格納するMapオブジェクト initParamコンテクスト初期化パラメータを格納するMapオブジェクト
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