DNAワクチンとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:48 UTC 版)
「RNAワクチン」の記事における「DNAワクチンとの比較」の解説
mRNAはRNAが細胞核に入る必要はなく、細胞質基質の中で翻訳されるため、接種対象の遺伝子に組み込まれるリスクは回避されている。また、修飾ヌクレオシド(例: シュードウリジン 2’-O-メチル化ヌクレオシド)をmRNAに組み込むことで免疫応答刺激を抑制し、即時のmRNA分解を回避、翻訳能力の向上により持続的な効果を得ることができる。さらに、mRNA配列上のオープンリーディングフレーム(ORF)や非翻訳領域(UTR)も、GC含量を濃縮したり、翻訳を増やすことが知られている特定のUTRを選択するなどの様々な目的に合わせて最適化できる。 たんぱく質を複製させるためのメカニズム(機構)をオープンリーディングフレーム(ORF)に手順を追加(コーディング)して、ゴルジ装置による翻訳の際に抗原を多く作り出して免疫応答性を増幅させることができる。複製につかう出始めの材料の量を減らすことができるとしている。
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