D-0の製造方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/07 16:49 UTC 版)
牛乳は、一般的に各小売店に納入する前日の午前8時から午後4時にかけて工場のラインで製造される。その後、完成した製品に対する検査が行なわれ、これに約16時間程度要し、検査の結果は納入日の午前8時に出る。そして、各小売店に出荷される。又、仮に製品の品質に問題が生じても、この生産方式であれば、一般的なスーパーなどの小売店は開店前なので、問題なく回収が可能となる。 しかし、上に挙げたような生産方式を採用していては、とてもではないが、製造されたその日のうちに小売店への出荷ができるはずがない。そのため、D-0は、日付が変わる午前0時から従業員を残業させた上で、深夜・未明のうちに牛乳の生産を完了してしまう。そして、午前8時から各小売店に出荷するという生産方法である。勿論、この方法では製品が充分な検査を受けることが難しいので、検査そのものが杜撰になっていることも多々あるという。この点に関しては、後述する。 なお、コンビニエンスストアなどで販売される弁当や惣菜を生産する工場では、元々24時間体制(交代制)で工場が操業している場合が多い。弁当や惣菜などの場合、調製からの消費期限が24~48時間程度と短いこともあり、納品時間の短縮が重要視されている。
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