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道元

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 23:01 UTC 版)

道元(どうげん、正治2年1月2日1200年1月26日) - 建長5年8月28日1253年9月29日[3])は、鎌倉時代初期の禅僧[4]日本における曹洞宗の開祖[4]。晩年には、希玄という異称も用いた。宗門では高祖承陽大師と尊称される。諡号は仏性伝東国師、承陽大師は希玄[4]道元禅師とも呼ばれる。主著・『正法眼蔵』は、和辻哲郎スティーブ・ジョブズら後世に亘って影響を与えている[5]


注釈

  1. ^ 懐奘は『正法眼蔵随聞記』を記した[17]
  2. ^ 「今人云はく、行じ易きの行を行ずべし、と。この言尤も非なり、太だ佛道に合はず。…好道の士は易行に志すことなかれ。若し易行を求むれば、定んで實地に達せず、必ず寶所に到らざるものか[20]」。
  3. ^ 和辻哲郎など西洋哲学の研究家からも注目を集めた。なお、ハイデガーに言及する論調もあるが、これを裏付ける一次資料は見出されていない。ヤスパースについても同様である。

出典

  1. ^ 1854年(嘉永7年)孝明天皇
  2. ^ 1879年(明治12年) 明治天皇
  3. ^ 道元禅師のご生涯”. 曹洞宗近畿管区教化センター. 2023年10月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年10月、752-753頁。 
  5. ^ 名著59 道元「正法眼蔵」100分de名著”. 日本放送協会. 2023年5月26日閲覧。
  6. ^ ご本山だより 初春” (PDF). 大本山永平寺. 2023年5月25日閲覧。
  7. ^ 「道元の号と諱について」東隆眞1978年
  8. ^ 松殿山荘」参照。
  9. ^ 『孤高の禅師 道元 日本の名僧』(中尾良信編、吉川弘文館,2003)50頁以下参照。
  10. ^ 曹洞宗の歩み”. 曹洞宗嶋田山快林寺. 2023年5月25日閲覧。
  11. ^ 道元禅師物語”. 2023年5月25日閲覧。
  12. ^ 岩波仏教辞典第二版752頁では、13歳のときに比叡山に訪ねた相手は「良観」となっている。
  13. ^ a b 岩波仏教辞典 1989, p. 605.
  14. ^ ひろ 2013, p. 14.
  15. ^ ひろ 2013, p. 14~15、26.
  16. ^ 岩波仏教辞典第二版753頁では、時頼の招きによる鎌倉下向は1247年、宝治1年に行われた(下向の終了年は未記載)となっている。
  17. ^ 正法眼蔵随聞記(しょうぼうげんぞうずいもんき)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年8月31日閲覧。
  18. ^ 禅の本 1992, p. 44.
  19. ^ a b 岩波仏教辞典 1989, p. 465.
  20. ^ 『永平初祖學道用心集』の「第六、参禅に知るべき事」より。
  21. ^ 植木雅俊『梵漢和対照・現代語訳 法華経(下)』p.587
  22. ^ 道元の最期の様子を書いた史料『建撕記・坤巻』(永平開山道元禅師行状建撕記)には「或日一旦、室内を経行し、低声に誦して言く『若於園中、若於林中、若於樹下、若於僧坊、若白衣舎、若在殿堂、若山谷曠野、 是中皆応起塔供養、所以者何。当知是処即是道場。諸仏於此得阿耨多羅三藐三菩提、諸仏於此転于法輪、諸仏於此而般涅槃』と。 誦し了て後、此文を頓て面前の柱に書付たまふ。亦『妙法蓮華経庵』と書とどめたまふなり。この法華経の文を、あそばしたる心は、今俗家にて、入滅あるほどに、昔の諸仏も是くの如しとの玉ふなり。」とある。『建撕記・坤巻』の、道元の臨終を記したくだりは、国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/952819/123 でも読める。
  23. ^ 旧版に『日本古典文学大系81 正法眼蔵 正法眼蔵随聞記』(西尾実鏡島元隆酒井得元・水野弥穂子校注、岩波書店、1965年)


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