コンスタンティン・シルヴェストリとは? わかりやすく解説

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コンスタンティン・シルヴェストリ

(Constantin Silvestri から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 15:20 UTC 版)

コンスタンティン・シルヴェストリ
生誕 (1913-05-31) 1913年5月31日
 ルーマニア ブカレスト
死没 (1969-02-23) 1969年2月23日(55歳没)
イギリス ロンドン
学歴 ブカレスト国立音楽大学
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者作曲家

コンスタンティン・シルヴェストリ英語: Constantin Silvestri1913年5月31日 -1969年2月23日)は、ルーマニア出身の指揮者作曲家

経歴

1913年、ブカレストに生まれ、ブカレスト国立音楽大学に学んだ。

1930年指揮者としてデビューし、ルーマニア国立放送管弦楽団の首席指揮者、ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めた。また教育者としては1948年から1956年にはブカレスト国立音楽大学で教鞭を取り、セルジュ・コミッショーナメンディ・ロダンイオシフ・コンタミルチャ・クリステスクパウル・ポペスク等を育てた。

1963年にはイギリスボーンマス交響楽団の首席指揮者となった。日本との関係では、1964年に来日し、NHK交響楽団を指揮した。1967年イギリスに帰化。1969年、ロンドンで没した。

レパートリー

チャイコフスキードヴォルザークなどの国民楽派から、ロマン派・近代音楽までの範囲を主なレパートリーとしていた。フランス国立放送管弦楽団を指揮しフランスのADFディスク大賞を獲得したドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」は個性的な名演として日本でも有名である。

演奏

非常に個性的な演奏をすることで知られており、出来不出来も激しかった(N響客演時にも、楽員の間で賛否が割れたという)が、時にはナイーヴな表情を見せることもあった。近年はEMIとの全録音[1]や、前記のN響客演時の録音、ルーマニア時代のショスタコーヴィチ交響曲第10番の録音[2]が復刻されている。

作曲作品とその特徴

作曲家としては管弦楽や、室内楽器楽曲歌曲などを残している。代表作は弦楽オーケストラのための3つの小品。

参考文献

脚注

先代
ジョルジェ・ジョルジェスク
ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団
首席指揮者
1945年 - 1953年
次代
ジョルジェ・ジョルジェスク
先代
イオネル・ペルレア
ルーマニア国立放送管弦楽団
音楽監督
1953年 - 1958年
次代
イオシフ・コンタ
先代
チャールズ・グローヴズ
ボーンマス交響楽団
音楽監督
1961年 - 1969年
次代
パーヴォ・ベルグルンド



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