コンダクター・パイプ
【英】: conductor pipe
掘削井にセットされる各種ケーシングのなかで、最初にセットされ、最大口径を有するケーシングをいう。 したがって、割合に大きなサイズの比較的短いケーシングとなる。この第一の目的は井戸の口元の崩壊を防ぐため(地表近くは軟らかいため崩れやすい)とコンダクター・パイプ以深の掘削中に井戸に循環している泥水を地上までもってくるための導管として使うことにある。わが国では、これをストーブ・パイプと呼んでいるが、サーフェス・ケーシングを普通コンダクター・パイプと呼んでいるので混同しないように注意する必要がある。(→ケーシング) |

コンダクターパイプ Conductor Pipe
坑井に設置される各種ケーシングの一種。坑井掘削に際し,最初に地表または海底面下数十メートルあるいは数百メートルに設置され,最大径を有する。掘削時の泥水流路の確保と軟弱な表土の流出防止,坑口の崩壊防止を目的とする。陸上坑井においては,泥水リターンラインが直接上部に取り付けられる。 海洋プラットフォームまたはジャッキアップリグでは,掘削開始前にパイリングによって打ち込まれる場合もある。浮遊式リグでは,パーマネントガイドベースと一体で降下,設置され坑口装置のベースとなる。 |
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分野 | 一般掘削用語 |
同義語 | "30""(呼径)ケーシング", コンダクターケーシング |
関連用語 | ケーシングパイプ, サーフェイスケーシング, インターメディエートケーシング, プロダクションケーシング, ライナー |
類似語 | |
略語 | CP |
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