COLLADA Physics
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 09:54 UTC 版)
「COLLADA」の記事における「COLLADA Physics」の解説
バージョン1.4で、COLLADAに物理学 (Physics) サポートが追加された。これは、コンテンツ制作者が制作するシーンに様々な物理的属性を定義することを目的としている。例えば、何かの表面の材質について、摩擦係数などの属性を定義できる。さらに、シーンの中で動くオブジェクトにも物理的属性を定義することができる。その場合、視覚的表現とリンクした剛体を定義する。他にもラグドール、衝突、物理的オブジェクト間の物理的制約条件、重力などのグローバルな物理的属性といったことを記述できる。 これをサポートした物理学的なミドルウェア製品として Bullet Physics Library、Open Dynamics Engine、PAL、NVIDIAのPhysXなどがある。これらの製品はCOLLADAファイルを読み込み、その内容をそのソフトウェアの内部形式に変換し、物理的シミュレーションとして表示する。また、複数のソフトウェアの間で物理学的データを交換し同期することもできる。 PALは、COLLADA Physics をサポートしていない各種物理演算エンジン(JigLib、OpenTissue、Tokamak physics engine、True Axis など)でCOLLADAファイルを扱えるようにできる。
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