Casella, Alfredo

ピティナ・ピアノ作曲家事典

カセッラ（カゼッラ）

【英】：Casella, Alfredo

[イタリア]  1883～1947

執筆者： 実方　康介

イタリア・トリノ生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者。20世紀両大戦間のイタリア音楽界でもっとも大きな影響力があった音楽家。1896年パリ音楽院に入学以後、1915年にイタリアに戻るまではパリを活動の拠点とした。同地ではエネスクやラヴェルと交流し、ロシアの国民楽派やバルトークやシェーンベルク、ストラヴィンスキーといった「現代」作曲家たち、音楽以外にもキュビズムや抽象絵画など当時の前衛的な芸術から多くの影響を受けた。

ピアノ独奏曲

曲集・小品集  [ピアノ独奏曲]

イネツィエ／Inezie Op.32／1918

9つの小品集／9 Pezzi Op.24／1914

子供のための11の小品／11 Pezzi infantili Op.35／1920[17'0"]

6つの練習曲／6 Studies Op.70／1943-44[12'30"]

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

パヴァーヌ／Pavane Op.1／1902

サラバンド／Sarabande Op.10／1908

悲しい子守歌／Berceuse triste Op.14／1909

舟歌／Barcarola Op.15／1910

ソナチネ／Sonatina Op.28／1916

深夜にて／A notte alta Op.30／1917

シャコンヌによる変奏曲／Variations sur une chaconne Op.3／1903

バッハの名による2つのリチェルカーレ／Pezzi infantili 2 ricercari sul nome B-A-C-H Op.52／1932[7'30"]

シンフォニア、アリオーソとトッカータ／Sinfonia, arioso e toccata Op.59／1936

トッカータ／Toccata Op.6／1904

管弦楽とピアノ

管弦楽とピアノの作品  [管弦楽とピアノ]

パルティータ／Partita Op.42／1924-25

スカルラッティアーナ／Scarlattiana Op.44／1926

弦楽、ピアノ、トランペットと打楽器のための協奏曲／Concerto per archi, piano, tromba e battaria Op.69／1943