CYP1B1との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/24 07:51 UTC 版)
「サルベストロール」の記事における「CYP1B1との関係」の解説
サルベストロールは、一般的な植物に含まれる植物性の成分でありながら、人体内でガン細胞に取り込まれると抗ガン物質に変化するプロドラッグである。体内に入ると、ガン細胞特有の酵素であるCYP1B1(シップワンビーワン)によって代謝され、ガン細胞のアポトーシス(細胞死)を誘引する。正常細胞にはCYP1B1がほぼ存在しないため、サルベストロールを取り込んでも影響がない。CYP1B1がガンの種類に関係なくほぼすべてのガン細胞で発現するということは、1997年にイギリスのダン・バーク博士らによって発見され、ハーバード大学のダナ・ファーバー癌研究所などでも確認されている。
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