ブロンプトン・カクテルとは? わかりやすく解説

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ブロンプトン・カクテル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 04:48 UTC 版)

ブロンプトン・カクテル(Brompton Cocktail)またはブロンプトン・ミクスチャー(Brompton Mixture)は、末期がん痛みを止めるためのモルヒネやアルコールを配合したカクテルのことである。イギリス王立ブロンプトン病院英語版で開発されたためこの名があり、処方にはいくつかの種類がある。1950年代に処方が公表され、1960年代から1970年代にかけて欧米で広く使われるようになり、日本でも1978年に導入された。しかしその後、モルヒネ単独の水溶液の方が効果があること、カクテルを作る際に不純物が増えることなどから次第に推奨されなくなった。また、このカクテルとは違った処方のモルヒネ水溶液を痛み止めに使う医療機関もある。


  1. ^ それ以前にも、イギリス、アメリカで、末期がんの患者にアルコールを飲ませることがあった[2][信頼性要検証]
  2. ^ 末梢神経中枢神経の損傷。機能異常が原因または誘因となるような疼痛。帯状疱疹後の神経痛、外傷手術による神経損傷、脳卒中多発性硬化症など[10]
  1. ^ a b ブロンプトンカクテル(seadict.com)
  2. ^ a b c d e オピオイド系鎮痛剤(痛みと鎮痛の基礎知識-Pain Relief、滋賀医科大学内の自己公表されたサイト
  3. ^ Avenged Sevenfold - Brompton Cocktail Lyrics (Lyrics Mode)
  4. ^ 院長プロフィール(中島医院)
  5. ^ 柳田邦男 『最新医学の現場』新潮社、1985年4月15日 1985、277ページ頁。 
  6. ^ 桑原正喜、池田貞雄 (1983). “肺癌末期の癌性疼痛に対するケアー”. 日本外科系連合学会誌 巻 (1983) 9 号: 26−29. 
  7. ^ 宮本茂充、池田貞雄 (1978). “末期肺癌の疼痛に対するBrompton-Mixture の効果”. 日本胸部疾患学会雑誌 16(2): 127. 
  8. ^ heisei-ph.com 症例検討会 (平成調剤薬局)自己公表された資料
  9. ^ a b c d 高宮有介 『がんの痛みを癒す―告知・ホスピス・緩和ケア』小学館、1996年。ISBN 978-4093871402http://www5.airnet.ne.jp/shimin/sub151.htm 
  10. ^ a b c 医学生のみなさまへ > 痛みの治療 > オピオイド (日本ペインクリニック学会)
  11. ^ 瀬戸泰之、取材・長田昭二「がん治療における緩和ケアの位置づけと臨床から見た問題点」週刊がんもっといい日第2回目
  12. ^ morphine.html (医療法人出水クリニック)サイト内資料


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