ボーナイト【bornite】
読み方:ぼーないと
⇒斑銅鉱
斑銅鉱(Bornite)

Dzhezkazgan,Kazakhstan
Cu5FeS4 画像の幅約2.6cm
水晶上に付いた斑銅鉱の結晶です。
本来は赤銅色の鉱物ですが、変色のためにメタリックな青から
黒色に変化しています。
立派な結晶で見つかることが稀な鉱物です。
斑銅鉱(Bornite)

Bisbee,Cochise Co.,Arizona,USA
Cu5FeS4 標本の幅約6cm
特徴的な斑状模様のサビ色(青と紫のメタリック・カラー)をもつ鉱物です。
斑銅鉱
(Bornite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 15:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動斑銅鉱 | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | Cu5FeS4 |
結晶系 | 斜方晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 3 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 赤銅色(新鮮な面)、青紫色、虹色 |
条痕 | 灰黒色 |
比重 | 5.1 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
斑銅鉱(はんどうこう、bornite[1])は、銅の硫化鉱物である。
化学組成:Cu5FeS4、比重:5.7、モース硬度:3、晶系:斜方晶系。新鮮な面は赤銅色だが、空気中で比較的速やかに酸化され、青紫色や虹色に変色する。虹色を見せることからクジャク銅鉱(peacock ore)の異名がある[2]。
銅の重要な鉱石鉱物で、黄鉄鉱などの硫化鉱物に伴って産出する。
脚注
- ^ オーストリアの鉱物学者イグナス・フィン・ボーン(1742-1791年)にちなんでいる。(ロナルド・ルイス・ボネウィッツ著、青木正博訳『ROCK and GEM 岩石と宝石の大図鑑』誠文堂新光社 2007年 128ページ)
- ^ ロナルド・ルイス・ボネウィッツ著、青木正博訳『ROCK and GEM 岩石と宝石の大図鑑』誠文堂新光社 2007年 128ページ
関連項目
参考文献
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Bornite(mindat.org)
- Bornite Mineral Data(webmineral.com)
- Borniteのページへのリンク