BRエンジニアリング・BR01とは? わかりやすく解説

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BRエンジニアリング・BR01

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/03 08:28 UTC 版)

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BR01
カテゴリー LMP2
コンストラクター BRエンジニアリング
デザイナー パオロ・カトーネ
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
エンジン ニッサン VK45DE 4.5 L V8 自然吸気 ミッドシップ縦置き
トランスミッション 6速 シーケンシャル方式MT
重量 900kg
タイヤ ミシュランダンロップコンチネンタル
主要成績
チーム SMPレーシング
初戦 イモラ4時間レース (2015年)
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BRエンジニアリング・BR01とは、2015年にル・マン・プロトタイプのLMP2向けとしてBRエンジニアリングが製造したプロトタイプレーシングカーである。SMPレーシングによって、2015年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズのイモラ4時間レースでデビューした。

概要

ロシアの実業家 ボリス・ローテンベルク (Boris Rotenberg) が興したBRエンジニアリング(BRはボリス・ローテンベルクの頭文字)が設計・開発した[1]。デザインを担当したのは、かつて 「プジョー・905」 や 「プジョー・908 HDi FAP」 を設計したパオロ・カトーネ (Paolo Catone) である[2]

自社でギヤボックスケーシングを設計しており、LMP2カーとして大変低いカウルを実現している[1][2]

レース活動

2015年シーズン

ボリス・ローテンベルクが兄のアルカディと共同オーナーを務めるSMP銀行がスポンサーのSMPレーシングは、当初はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)にフルシーズン参戦する計画を立てていた。SMPレーシングは、BR01の開発の遅れで第1戦はオレカ・03で出走したが、第2戦のイモラでSMPのカラーリングが施されたBR01が公開された[3]。SMPレーシングは2台のBR01をル・マン24時間レースに出走させ、バーレーン6時間レースでも1台出走させている[4]

2016年シーズン

SMPレーシングは、2016年シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)参戦を計画している。WEC参戦前に、2台のBR01をデイトナ24時間レースに出走させた。ミハエル・アレシンはデイトナの雨の予選でポールポジションを獲得した[5]。しかし、決勝レースでは順位を下げ、結局総合38位の順位に留まった。 ル・マン24時間レースでは、シグナテックアルピーヌ、G-Drive・レーシングに続くLMP2クラス3位でフィニッシュした。

脚注

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  1. ^ a b モーターファン別冊 「モーターファン・イラストレーテッド」誌、『ル・マン/WECのテクノロジー2015』 108-109頁、三栄書房
  2. ^ a b Auto sport」特別編集、『ル・マン24時間 2015』 54-55頁、三栄書房
  3. ^ ten Caat, Marcel (2015年5月5日). “30 Entries for 4H Imola”. Sportscar365. http://sportscar365.com/lemans/elms/30-entries-for-4h-imola/ 2016年2月10日閲覧。 
  4. ^ Dagys, John (2015年10月8日). “AF Racing Enters BR01 for 6H Bahrain”. Sportscar365. http://sportscar365.com/lemans/wec/af-racing-enters-br01-for-bahrain/ 2016年2月10日閲覧。 
  5. ^ Dagys, John (2016年1月28日). “Aleshin Puts SMP Racing BR01 on Prototype Pole at Daytona”. Sportscar365. http://sportscar365.com/imsa/iwsc/aleshin-puts-smp-racing-br01-on-prototype-pole-at-daytona/ 2016年2月10日閲覧。 

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