B.Berelson
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 09:17 UTC 版)
ミラーの考え方とちがってベレルソンは、もう少し領域をしぼって、行動科学を、人類学、心理学、社会学の三本の柱で考え、これに社会地理学(social geography)、精神医学の一部、それに経済学と政治学、法学(law)の行動をとりあつかう側面を加え、またいっぽう、生理心理学(physiological psychology)、考古学(archaeology)、言語学の一部、形質人類学(physical anthropology)を除く分類であるとしている。 「行動科学の一部として考えられるためには、その領域はつぎの二つの基本的な基準をみたさなければならない。第一に、それは人間行動を取りあつかうものでなければならない。しかし、動物の行動を研究する心理学や、動物学のいくらかの部分は、それが間接的あるいは基礎的なところで、人間行動を目ざしているということで、含まれる。第二にそれは、主題となる事柄を"科学的"に研究しなければならない」 ここで科学的というのは、ベレルソンによれば、次のような条件をみたしていることである。 手続きが公開されている 定義が精密である データの収集方法が客観的である 諸事実は再現可能でなくてはならない 接近法は組織的で集積的である
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