Ax-BOW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 17:20 UTC 版)
バルバス・バウと組み合わせたもので、満載喫水線の上方の船首形状を尖らせることによって満載時の実海域性能向上を意図したもの。日本鋼管(ユニバーサル造船を経て現ジャパン マリンユナイテッド)が開発し、2000年代初頭に導入された。タンカーやばら積み貨物船といった肥大船型では、船首に入射した波浪が前方に反射して抵抗となる割合が大きく、平水中に比べて波浪中での船速低下が顕著になる。Ax-BOWは、この対策として喫水線より上部の船首を尖らせることによって入射波を前方ではなく側方に反射するようにしたもので、波浪中の抵抗増加を数パーセント低減させる効果がある。
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