Amabilis 節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 15:06 UTC 版)
太平洋を挟んでユーラシア大陸東部とアメリカ大陸西部に分布。かつて両大陸が繋がっていた名残とされ、マツ属の一部やヒノキ属にも同じような分布域を持つものがある。 Abies amabilis ウツクシモミ 北米北西部、アメリカとカナダ国境を貫くカスケード山脈を中心に分布。英名はPacific silver fir(太平洋の白いモミ)やCascade fir(カスケード山脈のモミ)。よくベイマツ(Pseudotsuga menziesii)と混生しているという。種小名amabilisは「可愛らしい」の意味があるが、名前に似合わず樹高は30-40m、時に70mに達する中大型種。 Abies mariesii オオシラビソ アオモリトドマツとも呼ばれる。青森県以南の東日本の山岳地帯に分布するが、分布域内であっても生えていない山が複数ある。樹高は条件の良い所で30mを超えるとされるが、多くの地域ではこれよりも格段に低い。ハイマツ (Pinus pumila)とともに高山を代表する針葉樹であり。シラビソと時に混生するが本種の方が多雪に強いという。種小名はイギリスの植物学者チャールズ・マリーズ(Charles Maries)に由来。
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