Abcキリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 13:55 UTC 版)
「ミカエル・アグリコラ」の記事における「Abcキリア」の解説
詳細は「Abcキリア(英語版)」を参照 アグリコラははじめ新約聖書の翻訳を考えたが、当時フィンランド語の書き言葉が統一されていなかったため、彼はまず書き言葉から始めた。現代では「ABCキリャ」(ABC-kirja)として知られているAbcキリア(英語版)はアグリコラが初めて書いた本であり、初歩読本(英語版)およびカテキズムとなっている。初版は1543年に出版された。カテキズムが含まれたのは、当時聖書を買える人が少ないからであった。初版は16ページだったが、1551年の再版では24ページとなっている。 1966年、司書のオーケ・オーベルリン(Åke Åbergin)が本の装丁を直している最中に当時知られていないABCキリアの第3版の一部を発見した。この第3版では出版者の名前アムンド・ラウリツァンポイカ(Amund Lauritsanpoika)と出版年の1559年(アグリコラの死から2年後)が記載されており、また未発見の8ページも含まれている。これらの8ページは恐らく出版の工程におけるミスにより使用不能になり詰め紙とされたものである。
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