ARMv9-A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:30 UTC 版)
2021年3月、ARMv9-Aが発表された。 ARMv9-Aのベースラインは、ARMv8.5のすべての機能である。ARMv9-Aは以下も追加している。 スケーラブルベクターエクステンション2(SVE2)。 SVE2は、SVEのスケーラブルなベクトル化に基づいて構築されており、細粒度のデータレベル並列処理(DLP)を向上させ、命令ごとにより多くの作業を実行できる。 SVE2は、現在Neonを使用しているDSPやマルチメディアSIMDコードなど、幅広いソフトウェアにこれらのメリットをもたらすことを目的とする。LLVM/Clang 9.0およびGCC 10.0開発コードは、SVE2をサポートするように更新された。 トランザクションメモリ拡張(TME)。 x86拡張機能に続いて、TMEはハードウェアトランザクションメモリ(HTM)とトランザクションロックエリジオン(TLE)のサポートを提供する。 TMEは、スケーラブルな同時実行性を実現して、粗粒度のスレッドレベル並列処理(TLP)を向上させ、スレッドごとにより多くの作業を実行できるようにすることを目的としている。LLVM/Clang 9.0およびGCC 10.0開発コードは、TMEをサポートするように更新された。 機密コンピューティングアーキテクチャ(CCA) スケーラブルマトリックス拡張(SME)。 SMXは、マトリックスを効率的に処理するために、次のような新機能を追加する。マトリックスタイルストレージ オンザフライの行列転置 タイルベクトルのロード/保存/挿入/抽出 SVEベクトルの行列外積 「ストリーミングモード」SVE
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