9三玉飛車2枚型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 03:51 UTC 版)
△持ち駒 残り駒全部 ▲持ち駒 銀 この形式は、後手玉が飛車に挟まれた格好になっている。8三の駒は角か銀である。 8三の駒が2つの飛車に当たっているため、▲8二銀△9二玉▲7三銀成 のような手順では△7二角 と取られる。斜め後ろに動ける駒なので、▲9四銀△同角▲7三龍 も△8三角▲8二飛成△9四玉▲8三龍△同桂 のような手順で逃げられる。8三の駒が角の場合▲8四銀 という手もある△9四玉▲8三銀 で角を取ることができるが△9五玉 と逃げられる。 詰将棋作家の加藤徹は、この形式による97手詰を1999年に発表している。この問題は▲8四銀△9四玉▲8三銀以下玉を1筋まで追う作品で、同年の看寿賞特別賞を受賞している。
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