8音節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/11 20:31 UTC 版)
8音節の場合、各句は以下の形をしていることがもっとも多い。 + - + - | u - u + 8音節3句からなるものをガーヤトリー(gāyatrī)と呼ぶ。ヴェーダ全体の25%ちかく(2450詩節)を占める一般的な詩型である。有名な『リグ・ヴェーダ』3.62.10 のサヴィトリ賛歌をとくにガーヤトリーと呼ぶことがある。 4句のものをアヌシュトゥブ(anuṣṭubh)と呼ぶ。ヴェーダではガーヤトリーの1⁄3しか存在しないが、後世にはシュローカと呼ばれてもっとも一般的な詩型になった。ただしシュローカでは奇数句と偶数句の韻律が異なるのに対し、ヴェーダのアヌシュトゥブではすべての句が同じ韻律を持つ。ヴェーダでも時代が新しくなるにつれてシュローカに近づく傾向が見られる。 5句のものをパンクティ(paṅkti)、6句をマハーパンクティ(mahāpaṅkti)、7句をシャクヴァリー(śakvarī)と呼ぶが、6句以上はまれである。
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