645型エンジンの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 05:09 UTC 版)
「エレクトロ・モーティブ・ディーゼル」の記事における「645型エンジンの時代」の解説
1966年、気筒あたりの排気量を拡大した645型エンジンが発表された。出力はノンターボのV12型とV8型ターボで1500馬力(1100kW)、V12型ターボで2300馬力(1700kW)、V16型ノンターボで2000馬力(1500kW)、V16型ターボで3000馬力(2200kW)であった。EMDはまた、SD45型機関車用に3600馬力(2700kW)を発生するV20型ターボエンジンを開発した。これは初の20気筒エンジンを採用した機関車である。最終型である645F型エンジンでは、V16型で3500馬力(2700kW)まで出力が向上された。 1972年、モジュラーコントロールシステムを採用するなどしたコンセプト、Dash 2(形式に「-2」が付されることを意味する)を発表した。その代表は、機関車史上特筆すべきSD40-2であった。3,945両が製造され、SD40シリーズ全体では5,752両が製造された。そのほとんどは現在もなお使用されている。1984年、EMDのコントロールシステムはマイクロプロセッサを使用したものへと変更され、動輪の空転制御をコンピュータでするようになった。
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