2010年の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 06:46 UTC 版)
「ロシア・ベラルーシエネルギー紛争」の記事における「2010年の問題」の解説
2010年6月21日、ロシア国営の天然ガス会社ガスプロムが、ベラルーシ側が未払いの天然ガス代金の精算に応じなかったとして、同国向けの天然ガス供給量を15%削減したと明らかにした。同月22日、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシア側に天然ガスのベラルーシ内通過料金の未払いがあるとして、ロシア産ガスの欧州向け供給停止を通告した。それに対して、さらにロシア側が天然ガス供給量を削減するなど、にわかに「天然ガス紛争」の様相を呈した。しかし、同月25日には、両国がガス代金とガス通過料金について合意したとして、ガスプロムのミレル社長は「『ガス紛争』は収束したと考えられる」と述べた。また、同年7月にはロシア・ベラルーシ・カザフスタンの三国による関税同盟が発足するなど、両国の経済的・安全保障的関係は問題後も続くことになる。
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