1989年ツール最終日TTの逆転負け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 08:01 UTC 版)
「ローラン・フィニョン」の記事における「1989年ツール最終日TTの逆転負け」の解説
この年のツールでは、3年ぶりに出場したレモンが予想以上の活躍を見せ、序盤からマッチレースの様相を呈した。個人タイムトライアルの区間ではレモンにマイヨを譲るものの、ピレネー、アルプスの山岳ステージではフィニョンが奪い返すといった形の繰り返しだった。第20ステージ終了時にはレモンに50秒の差をつけており、この年はフランス革命200周年に当たるため、フランス国内においては自国から総合優勝者を輩出することへの期待が高まっていた[出典無効]。しかし、最終ステージは例年とは異なり個人タイムトライアルであり、序盤からハイペースで飛ばすレモンに対し、フィニョンもそれなりの走りは見せるものの、レモンのスピードがあまりにも違いすぎた。26分57秒で走り終えたレモンに対し、27分46秒でフィニッシュすればフィニョンの優勝だったが、フィニョンのタイムは27分55秒。区間3位と決して悪い成績ではなかったが、フィニョンは8秒差をもってレモンの後塵を拝した。 翌年からは最終ステージは半ば総合優勝者の凱旋パレードのような形に戻され、今日に至るまでこの形は崩れていない。
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