10%しか使われないという誤解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 05:36 UTC 版)
「神経神話」の記事における「10%しか使われないという誤解」の解説
詳細は「脳の10パーセント神話」を参照 脳は常にすべての個所を使用しており、10%ということは現実的にも考えられないが、テレビ番組などで、ある特定の場面で、局所的に血流量が増す画像が多く放送されることから、ここから、脳の活動領域は限定されているという錯覚が生まれやすい。しかし実際は、血流量の計測に当たり、機械において、ある基準値を超える血流量があった場合に機械で表示するように設定しているため、そう見えるのであり、実際にはそれ以外の部分も活動している。 また、このようなある特定の部分の活動以外の部分がどう活動しているのか、という視点からの検討も行われ、それは現在、DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と呼ばれる、人間が安静状態にあるときには通常の20倍のカロリー消費を伴う脳活動が行われていることも明らかになってきており、決して10%しか使われていないということはありえないことになる。
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