1,3-ジアキシアル相互作用(不安定化)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/24 03:41 UTC 版)
「アノマー」の記事における「1,3-ジアキシアル相互作用(不安定化)」の解説
通常アノマー基が環のアキシアル配置にあるアノマーを不安定化させる。この効果はピラノースおよびその他の六員環化合物において特に重要である。この作用は水中での主要な要素である。
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1,3-ジアキシアル相互作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:15 UTC 版)
「シクロヘキサンの立体配座」の記事における「1,3-ジアキシアル相互作用」の解説
アキシアル原子の電子半径が大きいと隣のアキシアル原子との反発力が大きくなるので、巨大な原子あるいは官能基は環反転によりエクアトリアル位に存在する場合が多い。たとえば、上図左側のメチルシクロヘキサンでは、3位のアキシアルにあるメチル基が1,5位のアキシアル水素と反発し、立体障害となるため、メチルシクロヘキサンの環反転の平衡は上図右側(巨大な官能基がエクアトリアルである状態)に傾く。この立体的な相互作用を1,3-ジアキシアル相互作用 (1,3-diaxial interaction) という。
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