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+ +

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 06:22 UTC 版)

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+ +
今月の少女EP
リリース
ジャンル K-POP
時間
レーベル Danal エンターテインメント
プロデュース チョン・ビョンギ
今月の少女 アルバム 年表
+ +
(2018年)
× ×
(2019年)
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+ + (プラス・プラス)は今月の少女のデビューミニアルバム。2018年8月20日にBlockBerry Creativeからリリースされ、Danal エンターテインメントから発売された。表題曲は『Hi High』。記事によって本アルバムのタイトルを括弧で囲む場合と囲まない場合があり、表記に揺らぎがある。

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概要

+ +は今月の少女のユニットである1/3、ODD EYE CIRCLE、yyxy、そしてどのユニットにも所属していないヨジンが集まってプラスプラスの効果を発揮するという意味が込められている[1]

アルバムの形態は通常盤2種、限定盤2種の計4種類が展開され、通常盤Aと限定盤Aでは「favOriTe」のミュージック・ビデオの衣装を着用し、通常盤Bと限定盤BはHi Highのミュージック・ビデオ撮影地で撮影したものがジャケット写真になっている。

リリースまでの略歴

2018年7月29日、+ +のティザーが公開[2]

8月7日、アルバムリリースに先立ち、リードシングル『favOriTe』をリリース[3]。ミュージックビデオが1日も経たないうちにYouTubeで再生回数100万回を突破し、8日午前0時、iTunesチャートで多様な国家のK-POPチャートとポップランキングで1位を獲得[4]

8月9日〜14日、個人ティザーをゴウォン→ジンソル→ヨジン→オリビアヘ→チュウ→ヒョンジン→チェリ→ヒジン→ハスル→イヴ→ビビ→キムリプの順に公開[5]

8月16日、トラックリストが公開[6]。その翌日には表題曲のティザー映像が公開された[7]

8月19日、デビューコンサート『LOONAbirth』をオリンピックホールにて開催。本アルバムからは「favOriTe」と「열기 (→ 熱気)」が披露された[8]

8月20日、アルバムが発売。同日、デビューショーケースを開催[9]

収録曲

  1. + +
    作曲:ファン・ヒョン(MonoTree), NOPARI, GDLO(MonoTree), Artronic Waves, ビリージン, SlyBerry(BADD)
    編曲:ファン・ヒョン(MonoTree)
    • 1/3とODD EYE CIRCLE、yyxyのそれぞれのアルバムのイントロをミックスさせ、再誕生させた楽曲。
  2. Hi High
    作詞:Jaden Jeong, GDLO(MonoTree), ファン・ヒョン(MonoTree)
    作曲:ファン・ヒョン(MonoTree), GDLO(MonoTree), Mayu Wakisaka
    編曲:ファン・ヒョン(MonoTree), GDLO(MonoTree)
    • 表題曲
  3. favOriTe
    作詞:キム・スジョン, Jaden Jeong
    作曲:ビリージン(BADD), Sophia Pae, SlyBerry(BADD), キム・ジンヒョン(BADD)
    編曲:ビリージン(BADD), SlyBerry(BADD), キム・ジンヒョン(BADD)
    • リードシングル曲
  4. 열기 (熱気)
    作詞:ソ・ジョンア
    作曲、編曲:Brooke Toia, Daniel Caesar, Ludwig Lindell, Adelen Steen
    • タイトルの隣に(9)がつくことがある。
  5. Perfect Love
    作詞:Le‘mon
    作曲:ユン・ジョンソン(MonoTree), Le’mon
    編曲:ユン・ジョンソン(MonoTree)
  6. Stylish
    作詞:イギ(OREO), Lambo(OREO)
    作曲、編曲:Macdermid, Emma O'Gorman, Marc Lian, David Brant, イギ(OREO)

表題曲

ハイエネルギージャンルの楽曲で、12人が集まった時の気持ちいいエネルギーをアピールしている。引き付けられるような構成は徐々に高まっていく感情を表現し、愛してはいるけれど、ツンと突き放したい気持ちをメンバーのキャラクターを通じて歌詞に盛り込んだ[10]。疾走する様な早いテンポと降り注ぐメロディー、華やかな楽曲構成が息をする間も無く音楽に集中させられる様になっている[1]

表題曲では作詞作曲編曲に共通して作曲家チーム「MonoTree」のファン・ヒョンが携わっている。ファン・ヒョンは代表的にSEVENTEENや、クォン・ウンビなどの楽曲に携わったことがある[11][12]

ミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオの制作にはヒジン以外のソロ楽曲のミュージック・ビデオを全て制作してきたDigipediが担当している。

Hi Highは、今月の少女1/3がODD EYE CIRCLEと出会い、最終的にyyxyの4人と出会って、空高く跳躍するというストーリーが展開されている。このミュージック・ビデオの中では様々な仕掛けや象徴が隠されている事も特徴である[1]

音盤及び音源成績

  • HANTEO - リアルタイムアルバムランキング 1位[13]
  • iTunes - ワールドワイドアルバムランキング 2位[13]
  • Billboard - ビルボードワールドアルバムチャート TOP4進出[14]

2018年10月15日、アルバムの販売数が5万枚を突破した為、追加発注[15]。2018年デビューのガールズグループでは最高販売数を記録[16]

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c 이달의 소녀 [Hi High 정상에 오르기 위해 건네는 소녀들의 첫 인사]” (朝鮮語). mw.genie.co.kr. 2022年5月28日閲覧。
  2. ^ (日本語) [Teaser 이달의 소녀 (LOONA) “+ +”], https://www.youtube.com/watch?v=Rm8BwGwhOm0 2022年5月28日閲覧。 
  3. ^ 今月の少女(LOONA)、リードシングル「favOriTe」8月7日にリリース決定!予告イメージ公開”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  4. ^ 今月の少女(LOONA)、米ビルボードが注目「速いスピードでファンを確保、期待のグループ」”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  5. ^ 今月の少女(LOONA)、メンバー別予告イメージを続々公開…12人完全体でのデビューに高まる期待”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  6. ^ 今月の少女(LOONA)、デビューミニアルバム「+ +」トラックリストを公開…タイトル曲は「Hi High」”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  7. ^ 今月の少女(LOONA)、デビュー曲「Hi High」MV予告映像を公開…クセになるメロディに注目”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  8. ^ 今月の少女(LOONA)、デビューコンサート開催への心境「緊張しすぎて…」”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  9. ^ 【PHOTO】今月の少女(LOONA)、1stミニアルバム「+ +」デビューショーケースを開催…美しい少女たち”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  10. ^ 今月の少女(LOONA)、デビュー曲「Hi High」MV公開…ストーリーの中に隠された象徴に注目”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  11. ^ 세븐틴-황현 만남에 ‘헹가래’ 컴백 기대감↑…‘아이돌수록곡 맛집’ 이번에도 통할까” (朝鮮語). 톱스타뉴스 (2020年6月17日). 2022年5月28日閲覧。
  12. ^ IZ*ONE出身クォン・ウンビ、タイトル曲「Door」MV公開…新たなスタートに注目”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  13. ^ a b 今月の少女(LOONA)、デビューアルバムがHANTEOチャート1位&iTunesランキング2位に“高い注目度を証明””. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  14. ^ 今月の少女(LOONA)、デビューアルバムが米ビルボード「ワールドアルバムチャート」で4位に!“熱い関心””. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。
  15. ^ 기자, 전아람. “'글로벌 루키' 이달의 소녀, 데뷔 앨범 5만장 완판…추가 제작” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2022年5月28日閲覧。
  16. ^ 今月の少女(LOONA)、デビューミニアルバムの追加制作が決定…今年デビューのガールズグループで最高販売数”. Kstyle. 2022年5月28日閲覧。

外部リンク


インクリメント

(+ + から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/24 16:06 UTC 版)

インクリメント (: increment) は、一般には増加・増量・増分・増大という意味だが、コンピュータ用語としては、変数の値を1増やす演算のことである[1]

逆に、1減らす演算はデクリメント (: decrement) という[2]

概要

インクリメント操作はループにおけるカウンタの増減や、逐次アドレッシングなどで使用頻度が極めて高いため、プロセッサレベルで専用の命令が用意されていることが多い。また、プログラミング言語のレベルでも、インクリメントをするときのための「インクリメント演算子」が用意されていることが多い。さらに、コンパイラのレベルでも、インクリメント演算子に対して最適化してくれる場合が多い。その場合、算術演算子(C言語では+)や累算代入(複合代入)演算子(+=)を使うよりもインクリメント演算子(++)を使ったほうが、コンパイラがプロセッサのインクリメント命令を使うようなコードを生成してくれて高速になる可能性が高い。

しかし、「加算/減算」という概念とは別に「インクリメント/デクリメント」という概念を扱うのは初心者にとって煩雑になり、ある程度慣れたプログラマであっても演算子の評価順序を見誤るとバグの元となる場合がある[注釈 1]。またマイコンレベルでも必須というわけではないため、インクリメント命令を搭載しない場合がある。また、コンパイラの最適化が進んでいた場合、インクリメントを使っても算術演算子を使っても、どちらも同じ(最も速くなる)機械語を生成するので、現代の主要な開発環境およびコンパイラを使っている場合は、あえてインクリメントを使って処理速度を稼ぐ必要はない。そのため、インクリメントという概念をあえて排除する場合もある。例えば、情報処理技術者試験で用いられる仮想計算機COMET IIの命令セットにはインクリメント命令が存在しない。プログラミング言語のPascalにはインクリメント演算子がないが、Object PascalDelphi)にはSystem.Inc()手続きとSystem.Dec()手続きが存在し、場合によっては最適化されたコードに置き換えられる[4][5]Free PascalにもInc()手続きとDec()手続きが実装されている[6][7]

なお、PythonVisual Basic .NETにはインクリメント演算子は存在しないが、++xというコードは単項の+演算子を2回適用する+(+x)と同様に解釈されるため、変数xの中身が数値の場合は構文エラーにはならず、値をそのまま返す式として評価される。

プロセッサでの扱い

通常、レジスタに数値を加算するには、1ワード加算命令とレジスタを表し、もう1ワードで加算する数値を表すので、計2ワードが必要だが、インクリメント命令を使えば1ワードで済む。ただし、プロセッサによっては、インクリメント命令は加算命令よりもオペランドの種類が限られる(たとえばアキュムレータのみに可能など)。

アセンブラの中には、1を加算する加算命令をインクリメント命令に最適化するものもある。

Windows APIではスレッドセーフアトミック操作のための関数として、InterlockedIncrement()などが用意されている[8].NETにはSystem.Threading.InterlockedクラスにIncrement()メソッドなどが用意されている[9]Javaにはjava.util.concurrent.atomic.AtomicIntegerクラスにincrementAndGet()メソッドなどが用意されている。これらはコンパイラによってアトミック命令などを使った排他制御に置き換えられる。

高水準言語での扱い

C言語[10]C++C#JavaJavaScript[1][2]などでは、インクリメント(増分)演算子++」が用意されている[注釈 2]。前置インクリメントと後置インクリメントの2種類がある。字句は同じ「++」だが、前置演算子として使うか(例: ++x)後置演算子として使うか(例: x++)で意味が違う。オペランドが数値型(整数型浮動小数点数型)の場合は1だけ値が変わり、またポインタ型の場合は指し示す対象型の値1個分だけアドレスが変わるのはどちらも同じだが、式としての値が、前置の場合はインクリメントした後の値になり(この意味は+= 1と同じ)、後置の場合はインクリメントする前の値になる。

y = ++x;    // y = (x += 1); と同じ
y = x++;    // y = x; x = x + 1; と同じ

C++の演算子オーバーロードでは、通常の記法では前置インクリメントと後置インクリメントを区別できないので、便宜上、後置インクリメントには余分なint型引数を記述して区別する[11]。ただし、古い[いつ?]C++コンパイラはこの後置インクリメントの宣言に対応していないことがある。

T& class T::operator++()    { *this += 1; return *this; }                 // 前置インクリメントのオーバーロード
T  class T::operator++(int) { T old = *this; *this += 1; return old; }    // 後置インクリメントのオーバーロード

デクリメント演算子「--」も同様である。

しかし、前置と後置という些細な違いでプログラムの挙動が変わるので、可読性の低下やバグの要因となることが多い。Swiftには当初C言語と類似のインクリメント演算子とデクリメント演算子があったが、可読性の優先や言語学習コスト低減などの観点から、Swift 3.0で廃止(削除)された[12]

真理値とインクリメント

アセンブリ言語(アセンブラ)や初期のプログラミング言語は、真理値を表す専用のデータ型(ブーリアン型)を持たず、整数型で代用することが多かった。整数で代用する場合、通例0を偽 (false) として扱い、また0以外をすべて真 (true) として扱う。C言語はこの仕様を引きずっており、論理演算の結果は基本整数型intとなる。これはANSI C(C89)以前だけでなく、組み込みのブーリアン型_Boolが追加されたC99以降も変わらない。

このようにブーリアン型として整数型を使用すると、本来インクリメントで記述する必要がない(インクリメントで記述してはいけない)コードにも、誤って使われてしまうことがある。例えば真理値を表すフラグ変数の値を偽から真に変更する場合、通常は変数に何らかの固定値(一般的な代表値としては1)を代入する。しかし、整数型では0をインクリメントすると1になることから、代入ではなくインクリメントでも偽から真に変更することができてしまう。

ソフトウェア工学安全工学の未発達な時代に、不適切なインクリメント命令の使用が致命的なバグを生み、重篤な事故を引き起こした事例として、放射線療法機器のセラック25が挙げられる。セラック25は1985年から1987年にかけて知られる限り6つの重大な被曝事故を引き起こし、少なくとも5人の患者を死亡させた。事故原因には複数の要因があるが、まずセラック25は従来機に搭載されていた電気機械式の安全保護装置(ハードウェア・インターロック)を取り除き、(当時はハードウェア制御よりも安全だと思われていた)ソフトウェア制御に置き換えてしまっていた。装置を制御するコンピュータPDP-11オペレーティングシステム[注釈 3]において、安全性を確保するためのソフトウェア・インターロックのひとつに使われていた、Class3と呼ばれるフラグ変数は、値が0以外の場合、装置に何らかの不一致があり、放射線治療を続行できないことを意味するものだった。セットアップテストのルーチンを通過するたびにClass3変数の値がインクリメントされるコードになっていたが、このClass3変数は1バイト(1オクテット)であり、十進数で0から255までの数値しか表現できない。値が255のときにインクリメントしてしまうと、オーバーフローが発生して0に戻ってしまう。この異常動作はセットアップテストを256回通過するたびに発生する。つまり、本来はフラグが真でなければならない場面で偽となり、障害が正しく検出されないというバグが存在していた[14]。これにより、装置の安全チェックがバイパスされてしまい、患者に過度の放射線が照射され、患者が死亡する可能性があった。当初セラック25のメーカーはこのバグに気づかず、「事故は起こりえない」と回答したことが被害を拡大させた。

なお、Cとは異なり、C++には、ISO規格として標準化される前にリリースされた段階でbool型が存在していた。C++98規格として標準化された時点で、このbool型は値としてfalse (0) あるいはtrue (1) のみをとることが保証されるようになった(とはいえ、すべてのC++実装がこの規格で定められた仕様に正しく準拠していたわけではない)。また、bool型の値をどれだけインクリメントしてもtrueとなるように定められていたが、boolに対するインクリメントはC++98の時点で非推奨となっていた(この仕様決定にセラック25の教訓が反映されていたかどうかは定かではない)。その後、C++17で、インクリメント演算子「++」がbool型に適用できないように規定され、bool型へのインクリメントは正式に削除された[15]

JavaC#のような後発の安全な言語では、ブーリアン型へのインクリメントは登場当初から禁止されている。

ネーミングでの使用

C++、Notepad++のように、改良版であることを示すためにインクリメント演算子「++」をつけることがある。

increment」の形容詞形「incremental」は、インクリメンタルサーチインクリメンタルビルド(増分ビルド)といったソフトウェア機能の名称に使われることもある。

脚注

注釈

  1. ^ 特にC言語では式としてインラインでの書きやすさゆえにインクリメント演算子が乱用されることがあり、未定義動作未規定動作を引き起こしやすい[3]
  2. ^ JIS X 3010:2003「プログラム言語C」では「増分演算子」と翻訳されている。
  3. ^ セラック25のソフトウェアはアセンブリ言語で書かれていた[13]

出典

関連項目




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