黒斑期(約13-約2.6万年前)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:37 UTC 版)
「浅間山」の記事における「黒斑期(約13-約2.6万年前)」の解説
玄武岩質安山岩及びから安山岩質の溶岩。現在の黒斑山は東に開いた馬蹄形カルデラである。この馬蹄形カルデラは約2.4-約2.3万年前の塚原・塩沢・応桑岩屑なだれの発生によって形成されたと見られている。山体崩壊した体積は4 km3と推定されており、カルデラ形成以前は現在の湯の平付近に中心火道を持つおよそ2,800-2,900mの富士山型の成層火山であったと考えられている。この時に発生した泥流の痕跡が前橋台地や浅間山周辺の流れ山として確認できる。また、南軽井沢ではこの泥流に湯川が堰き止められ、大きな湖が形成された(南軽井沢湖成層)。溶岩流として牙溶岩グループや剣ヶ峰溶岩グループ、三ツ尾根溶岩グループなどを、火山灰として北関東ローム層の板鼻褐色軽石層群 (BP・F) を形成。約8万年前から約7万年前の間と、約4万年前から約3万年前の間は活動が見られず、休止期となっている。
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