黄昏のホームラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:06 UTC 版)
「シカゴ・カブス」の記事における「黄昏のホームラン」の解説
1938年のシーズン途中、グリムに代わって捕手のギャビー・ハートネットが選手兼任監督に就任したが、カブスは首位のパイレーツを猛追し、シーズン最後の直接対決である2試合を残した時点で0.5ゲーム差まで迫った。その直接対決第1戦で5対5のまま9回表が終わり、辺りが暗くなった9回裏、2アウトとなったところでハートネットに打順が回った。当時リグレー・フィールドには照明施設がなく、これ以上の試合続行は不可能と判断され、同点のまま9回が終了すれば、翌日に再試合が行われることとなっていた。その状況で2ストライクと追い込まれた3球目、ハートネットの放った打球は夕闇迫るレフトスタンドに飛び込み、逆転勝利を収めた。その後、第2戦でも勝利を収め、チームはリーグ優勝を決めた。このチームを優勝に導いたハートネットのホームランは「黄昏のホームラン」と呼ばれ球史に残る一発として知られている。
※この「黄昏のホームラン」の解説は、「シカゴ・カブス」の解説の一部です。
「黄昏のホームラン」を含む「シカゴ・カブス」の記事については、「シカゴ・カブス」の概要を参照ください。
- 黄昏のホームランのページへのリンク