骨牌によるかけ算指導
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:32 UTC 版)
田籠は1920年(大正9年)に55歳で退職したあとも研究を続け、立方体の算木から、平面の正方形で数を表すタイルに似た教具「骨牌」と授業プランを開発した。田籠はかけ算とは「整単位(1あたり量)を度数(整単位のいくつ分か)の示せるだけならべて、全積(全体量)の数を求める計算の仕方」と定義した。田籠は骨牌を用いて「かけ算とは掛ければ掛けるほど面が広がっていく性質を持つものである」と述べた。田籠はこのような授業を実践すれば、これまでのように九九の丸暗記を子どもに強いる必要はなくなり、「分かる算術」ばかりか「楽しい算術」が実現できるとした。
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